【孫正義×豊田章男】僕らが20年の時を経て、今「交差」した理由

2018/10/4
ついにこの時がきた。日本の時価総額2トップ、トヨタ自動車とソフトバンクグループが提携するというビッグニュースである。
10月4日、両社は新しいモビリティサービスを提供する新会社「MONET Technologies(モネ テクノロジーズ)」を設立すると発表。
その詳細については他のニュース記事に譲るとして、NewsPicksでは、ソフトバンクグループの孫正義氏と、トヨタの豊田章男氏がこの日、語ったことをお届けしよう。

トヨタから声かけ「え、まじか」

両社はいかにして今回の提携に至ったのか。約半年前にトヨタから声をかけ、両社の若手メンバーによるワーキングチームが発足。
提携の可能性を模索してきた結果、今回の新会社設立に至ったという。ただ、孫と豊田の2人の出会いは、約20年前に遡る。
豊田 私が孫さんに初めてお会いしたのは20年前のこと。
ちょうど国内で、インターネットが普及し始めた頃です。当時、私は課長、今日プレゼンをした友山茂樹副社長は係長でした。