【超入門】遂にアップルを超えた、ファーウェイとは何者か
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ファーウエイに関しては、自民党IT戦略特命委員長として2年前と今年の5月に深圳にある本社を訪問。研究開発拠点、スマホの生産ライン等を見学しました。また、幸運にも創業者のリンさんとも面談することができ、色々と興味深い話を聞くことができました。特に、輪番CIOを含む多くの幹部の皆さんとはテーマ別に突っ込んだ意見交換をすることができました。内容には触れませんが、リンさんは魅力的なカリスマ経営者であり、幹部は間違いなくグローバルに通用する人材でした。中国共産党との関係やコンプライアンス、社員のモチベーションや給与体系、個人情報の扱いや研究開発分野等に関しての質問にも明確に返答する姿からは、グローバル企業としての自信と誇りがうかがえました。現在、日本政府の調達にはファーウエイは入っていないし、その要請もありません。一方、日本企業とのパートナーシップには積極的で、日本国内の部品調達は年間5000億円を超えます。ファーウエイの凄いところは、日本や米国の企業から多くのことを学びながら、さらに進化させようとしているところです。徹底した顧客志向や人間が介在するグローバル展開、社員のハングリー精神は、日米企業はかないません。急成長する企業を支えるのは間違いなく人材ですね。
注目のコメント
今月初旬、池田記者とともに中国深圳にあるファーウェイ本社を取材しました。本日から3日間の連載。ファーウェイってどんな企業?という視点のビジュアル解説でスタートです。
世界最大級の未上場企業で、いわゆるスマホ屋は一部の側面に過ぎません。中国では超人気の就職先です。アリババやテンセントのような華々しさはないかもしれませんが、ここまで着実にかつ迅速に成長してきた経営術と、将来のビジョンは、日本企業も学ぶところが大きいでしょう。
その辺は残り2回で解き明かしてゆきます。お楽しみに。
この記事は、私がデータなどの分析を中心としたたたき台をつくり、池田記者が再構成と肉付け、スライドのラフを岡記者、ビジュアルはグラフィック担当のすなださんという体制でつくりました。私が著者となっていますが、半分以上は一緒にやったメンバーによるものです。社内的な話しですが、みんな各地に散らばっているなか、かなりの短期間で、元々が文字とグラフだけだった原案がきれいにまとまったことにちょっと感動しました。
追記:本日のSPEEDAイベント@上海にて、これまでのファーウェイ研究の成果の一部を披露する予定です。満席を頂きましたが、増席しましたので、下記から現地時間午後5時までお申し込み頂けます。
https://speeda20180926event.peatix.com今度はファーウェイですか、次々と読み応えあり過ぎNP。
中国大手には珍しく未上場を貫くファーウェイにて情報が少ないが、深センニューエコノミーの筆頭、中国コンシューマテックの頂点アリババ、テンセントなら、コアテク、デバイス系の中国テック頂点がこの会社。必読でしょう。米中テクノロジー冷戦の最中、アップル超えを果たした中国ファーウェイの本社で取材をする機会を得ました。
本日より3日間、ファーウェイの全貌から彼らの戦略の最前線までをお届けしていきます。
第一回の本日は、NewsPicks Chief Asia Economistの川端さんによるファーウェイ解説。単なるスマホーメーカーではない素顔、そして彼らの独特の物言いと経営哲学についてご紹介します。