公取委、アップルを調査 ゲーム配信でヤフー妨害か GAFA独占、革新の壁に
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同じような事案が数年前のDeNA vs グリー、そちらはDeNAに対する排除命令まですんなり行ったが、こちらはうやむやに。
その違いは何か。極論すればその巨大さの違い、too big to sueという事でしょう。世界はますます、寡占プラットフォーマーへの規制論、解体論のほうに傾いていくでしょう。ヤフーゲームプラスの特徴、計画については下記の記事が詳しい。
『作り手が,少しでも自由に,より新しいものにチャレンジしやすい環境を作りたかった――Yahoo! JAPANが満を持して放つ“第3のプラットフォーム”は,HTML5を最大限活用した「ゲームプラス」:4Gamer.net』
https://newspicks.com/news/2377756
ブラウザを利用した、HTML 5&ストリーミングゲームなので、アプリストアを経由せず、様々なOSでプレイ出来る。Chromebookも可。ネイティブゲームに比べると、素早い反応を求められるゲームは難があったり、出来ない事もありますが、これからの成長が期待出来る分野。4Gamer.netの記事によれば、ヤフーゲームプラスの手数料はApp Storeより安い。
事実であっても、携帯電話事業者との契約がそうであったように、事後で解決して問題無い形にするのだろうか。
期待していたプラットフォームだったけど、一度こんな状況になってしまうと、Appleが関与しないと宣言しても、巻き返すのは難しいかもしれない。やり方はクソですが、Appleの戦略勝ちという事なんでしょうね。期待が大きかっただけに残念。厳しいけれど、また軌道に乗せて欲しい。
ヤフーに圧力が掛かっているなら、同じブラウザゲームのプラットフォームである、enzaにも同様の妨害があったと思われても仕方ない。バンダイナムコエンターテイメントもiOSのApp Storeに依存し、ドラゴンボール ドッカンバトルなどで多額の収益を得ている。
本文より引用
“だが構想は急速にしぼんだ。ヤフーは昨秋、突如としてゲームプラスの予算を縮小。いまは広告や販促もほとんど停止した状態だ。スクエニもゲームプラス向けに開発した完全新作を投入したが、今年4月に提供を打ち切った
危機感を持ったアップルが圧力をかけ、顧客誘導や投資の縮小を迫った疑いがある。ヤフーもアップストアを通じてアプリを提供しており、アップルに収益の一部を依存している。「アップルから取引を拒否するという非公式の圧力があり、投資を止めざるを得なくなった」。ヤフーは複数の取引先に説明している”プラットフォーマーとしては、自社プラットフォームのシェアを守り、競合を潰すというのは自然な行動なので程度の差はあれ何かしらの動きはあったんでしょう
興味深いのはヤフー側の判断で、本件がヤフーが駆け込んだのかデベロッパー側が駆け込んだのかはわからないですが、名前が出るヤフーは少なくとも事前に把握していたと想像しますが、現時点で成立していないビジネスのために、わざわざアップルと喧嘩することを選んだ真意は気になります