ヤフー発見 孫氏を動かしたゲイツ氏の一言
日本経済新聞
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雑誌、展示会、株式市場にテレビ。孫さんが初期のころに買収に動いた行動原理の一つが「どこに情報が集まるか」ということであり、情報が集まるものを取りこむという思想だということがよく分かります。そしてそれはARMの買収でも、ビジョンファンドの立上でもそういう思想は通底している気がします。半導体の需要動向や開発依頼を見ていればIOTのトレンドは分かるし、カネのあるところには情報が集まる、ということだと思いますので
"テクノロジーの方向性を決めるほど影響力を持つゲイツと丸一日語りあう「権利」を引き継げるのだ"
無形のバランスシートに乗らない資産取得という買収目的は確実にあります。ただ、まさか上場企業が「ビル・ゲイツとのゴルフをする権利」に値段をつけたなんて取締役会資料に書けないので、キチンといつどのような形でリターンがあるのか?と書きますけど。こういった歴史は、本当に面白い。買収したジフ・デービスの価値についての考え方、またそこからYahooという金脈を探したこと。
網が広いARMやビジョンファンドについて、そのときの情報を得て結果につながったという成功体験は、絶対影響しているだろう。