S(接待)S(査定)K(会議)を排除せよ
2018/8/31
出世するほど仕事ができなくなる
1996年、僕は18年間勤めたリクルートを辞めて、フェローになりました。40歳でした。
50歳まで会社にいれば、きっとリクルートでは偉くなっていたでしょう。でも社外では通用しない人間になってしまう。それだけは避けたかった、というのがフェローを選んだ理由の一つです。
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個人的には藤原さんのような生き方には憧れますし、心情的に自分も「フェロー派」です。
一方、皇室が典型ですが、それ以外にも代々世襲の伝統的なオーナー家、小泉進次郎さんなど、自分に与えられた役割を受け入れて、不自由を厭わずしっかりこなされている方も、その制度の是非という話とは全く別に個人の人間として同時に尊敬してしまいます。
組織が20人を越えると、経営会議の話題が、社内の組織や人事の話が中心になっていきます。下手をすると、一般社員の話の中心が人事になることもあります。
市場・社会の動向と、自社サービスの話が中心になるよう働きかけることが、リーダーやミドルの大きな役割といえますし、個人の立場では藤原さんのように組織から距離をおくことを考えることも一つだと思います。
"「権力を得る代わりに本来の自分の仕事ができなくなりますよ」「より大きな予算を使える代わりに自由が奪われていくんですよ」"
会社が大きくなり部下の人数が増えるほどやりたい、やるべき仕事にかける時間は減って行きます。どんどん腕はなまるし、マーケットに鈍感になる。
まあ、選択は人それぞれですが、なんのために仕事をしているか、です。狩のできない動物は死ぬしかないと思います。
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