グーグル社員、抗議の一斉辞職「ドローン軍事利用」に反発
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注目のコメント
従前報道がされていますがエスカレートが続いているようです。
Google側の公式発言では
「社員たちが業務に対し活発なエンゲージメントを行うのは、グーグルの大切な企業カルチャーだ。」
と、まずは従前、行き過ぎたポリティカルコレクトネスで、女性差別的な言動をした社員を一発解雇して議論を巻き起こしたりしたことの反省が見て取れます。
また
「Mavenは開かれた国防総省(DoD)のプロジェクトであり、Googleは“非攻撃的用途”に限定し、その一部に協力している。ソフトウェアはGoogleのクラウドサービスの顧客が利用可能なオープンソースプログラムを用いており、学習データに機密情報は含まれていない。また、ここで開発する技術は、画像から人間の姿を効率的に抽出するために用いられ、人命を救うことを目的としている。」
とあり、一定の軍事的活動への参画は認めているものの人道的立場にとどまるとの弁明をしています。まぁこういう離脱もあるでしょう。
ちゃんと辞めれて抗議もできて、健全な状態だと思いました。
他社としては優秀な人材をゲットするチャンスですね!
ちなみに、どのみち軍事利用なんてされるんじゃないですかね?
軍事産業の力、私などでは想像できないレベルでしょうから。これは考えさせられる話ですね。
ビジネスなんだから、という意見もあるでしょうし、米国の軍事産業の大きさを考えると、どこかで関わらざるを得ないという意見もあるでしょうし、そもそも辞めた人は別の理由もあったのでは、という見方もあると思いますが。
やはり、自分達は何のために仕事をしているのか、という意識を高く持っているからこそ、戦争や人殺しの片棒は担がないという姿勢をこうやって身を呈して宣言するのは大事だなと思ってしまう逸話です。
一方で軍事技術を起点にした技術開発こそがアメリカのイノベーションの一翼を担っている現実もあると思うので、グーグル経営陣がこの反発にどう対応するのかは注目ですね。