永田町・霞ヶ関・マスコミのセクハラ認識は40年遅れている

2018/5/14
NewsPicksは、J-WAVE「STEP ONE」(毎週月~木 9:00~13:00)と連携した企画「PICK ONE」(毎週月~木 11:10~11:20)をスタートしました。
5月7日から17日まで、「PICK ONE」が富士通とコラボレーション。この期間は、AIやIoTといったテクノロジーやオープンイノベーション、働き方改革に精通するプロピッカーが登場し、旬のニュースを取り上げて解説します。
14日は、相模女子大客員教授の白河 桃子(しらかわ・とうこ)さんが出演。
5月17日、18日に開催される「Fujitsu Forum 2018」では、トークセッションを行います。詳細はページ下部よりご確認のうえ、ぜひご来場ください。
白河さんは、社会学者の教授と共に、結婚活動・婚活を提唱。共に執筆された本『婚活時代』は19万部を超えるベストセラーに。現在は、少子化ジャーナリスト、さらに、働き方改革実現会議有識者議員を務めています。
今日は「セクハラ受けた6割超が我慢『仕事に悪影響』」(日本経済新聞)を題材にお話いただきました。

白河さんへの質問

Q1. 白河さん自身は、この「セクハラ問題」についてどう思いますか?
A. 仕事における「生産性」の問題だと思います。Googleが「生産性の高いチーム」は「心理的安全性が高いチーム」という分析をしています。
今と昔では状況が違い、「セクハラはするけど仕事ができる人」だったのが、いまは「会社にリスクをもたらす人」と見られるようになったのではないでしょうか。
Q2. この状況をどう見ていますか?
A. 個人の問題として終わらせるのではなく、企業側はリスクマネジメントとして、どうすればいいのか真剣に考える時期かもしれません。
Q3. マスコミを含め、日本の「セクハラ」に関する認識は、とても遅れている印象ですが、今後、働く環境を考えた上で、何が1番重要になるのでしょうか?
A. グローバル基準で採用をしている企業に聞くと、日本企業は20年遅れているという意見がありました。そして、マスコミと永田町・霞ヶ関はそこからさらに20年遅れていると言われています。
これからの組織は女性のみならず、国籍も違う多様な人々で構成され、かつ個々人が意見を言える環境整備が必要です。そのためには1人、2人ではなく、ある程度の人数が各々存在していることがポイントだと思います。
今回のニュースをはじめとした白河さんのコメントは、ぜひ以下からチェックしてみてください。

「Fujitsu Forum 2018」にてトークセッションを開催

5月17日、18日に開催される「Fujitsu Forum 2018」では富士通×PICK ONEがコラボレーションし、STEP ONEのMCとゲストでトークセッションを行います。事前にお申し込みのうえ、ぜひご来場ください。
【トークゲスト】(予定)
5月17日(木)15:00-15:45 玉城 絵美(H2L 創業者)
5月17日(木)17:00-17:45 山崎 俊彦 (東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 准教授)
5月18日(金)11:00-11:45 北川 烈(SmartDrive 代表)
5月18日(金)13:00-13:45 本間 充(電通マクロミルインサイトCDO)
お申し込みと、プログラムや展示の詳細、タイムテーブルはこちらからご覧いただけます。「共創」を多角的な観点で考えビジネスのヒントを得る場、ぜひともご参加ください。
5月15日は、OECD東京センター所長の村上 由美子さんが出演予定です。こちらもお楽しみください。
【番組概要】
放送局: J-WAVE 81.3FM
番組タイトル: PICK ONE
ナビゲーター: サッシャ、寺岡歩美(sugar me)
放送日時: 毎週月~木曜日11:00~11:20(ワイドプログラム『STEP ONE』内)
番組WEBサイトはこちらをご覧ください