米アマゾン、印フリップカートに買収提案の可能性=ミント紙
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末尾の現地ソース記事の通り、ウォルマートの買収話は前から出ていますが今回の報道はやや具体的、評価額$21Bつまり約2兆円強で、既存投資からの買取りと新株出資のミックスで合計55%取得し子会社化とあります。逆に言えば引き続き連子とした後も単独企業として継続運営していくと思われます。
このディールは成立間際との事だが、ここに来てAmazonが対抗オファーを出したとの報道です。
インドの場合はこの手のリークや、メディアによる半分憶測での記載は茶飯事です。話半分としてもある程度は事実が含まれているのでしょう。
ここから読み取くべき事は、インドをはじめとした新興国、特にアジアのそれのEコマース事業の困難性です。
とにかく一言で言って、エコノミクスが合わない。
マーケティングとマーチャンダイジングに莫大な投資を行い、十年あるいはそれ以上巨額の赤字を垂れ流し、極端にインフレした株式評価額を用いてファンドレイズを続ける、その結果インベスターはGoing no whereとなってしまう、結果、片手で数えられる大手IT企業または同業他社への売却以外に出口は無い、という事です。
東南アジアでは既に起こっており、インドでも本件によってそれが明確化する。折しもインドEC2位集団の一社Paytmコマース社へのアリババによる出資が昨日報道されています。
https://www.livemint.com/Companies/TsSn1a2CheYUMUvRQeuhRK/Amazon-may-make-rival-bid-for-Flipkart.htmlFlipkartは、昨年8月にソフトバンクがビジョンファンドで投資をした(①)。その背景として、Flipkartと元々ソフトバンクが出資していたSnapDealがインドのEC大手だったが、Amazonの攻勢も強まっていたことが背景。ただ今年になって、WalmartがFlipkartの15-20%を取得するという報道が出てきていた(②)。
ソフトバンクがどう動くか含めて、注目。またほかの投資家としてはシンガポールのSWFのGICであったり大手機関投資家のT Rowe Priceなども投資している(③)。ちなみに、Flipkartの創業者のバンサリ氏(同じ苗字だが京大ではない二人)は、二人ともAmazon出身。
①https://newspicks.com/news/2426005
②https://newspicks.com/news/2807875
③https://newspicks.com/news/540420