未来を開拓する「とりあえずやってみる」精神
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注目のコメント
こういうメディアをソリューションジャーナリズムと言う。問題に対して実際に生じた解決策を提示し読後感の良い、面白いアイデアの種を提供する伝え方だ。私も好きだ。
イトナブも石巻工房も素晴らしい事業だ。気仙沼ニッティングやモリウミアスも同様に堪らなく素晴らしい。こういう事例から人々は希望を持ち、次の挑戦をしていく。有意義だ。
リディラバも何年か前に釜石に被災後はじめて100人規模の教育旅行を送り込んだ。また、被災直後から医療系の学会とともに延べ600人以上の医療者の派遣を続けてきた。まずやってみることから事業は生まれる。本当にそう思う。
しかし実際のところ、震災以降被災地ではより一層の人口減少が進んでいる。時限予算である復興予算もいずれ尽きる。マクロに見るとそういう現実がある。
今乗り越えたい壁は、ソリューションのその先の、より実質的なインパクトではないか。事例から産業に昇華させていくためのヒントも考えてみたい。震災直後は昼は政府に務め、夜は現地NPOの膨大な情報を分析する取組をしていました。しかし震災から一ヶ月後に現地におりたった時にみたのは、「現場に誰もいない」ということでした。被災地はサッカースタジアムのようなもので、何万人という観客が様々な論評をいる一方で、コートには限られたプレイヤーしかいないのでした。
そこで強く決意したことは、ネットで情報を得たり発信するだけでは全くダメであって、まず現場にいくこと。そして小さなことでいいから、とりあえずやてみること。しかし現場で小さな石を積み上げると、時間はかかりますが様々な動きにつながっていくのです。共感。この、とりあえずやってみようは、大企業や地方企業こそ、できないところが多い。
一方で自分の実感としては、地方こそすきまオーシャンは多い。
それを感じている人は多いが、あとはやってみるかどうか。