ドローン普及へ発想の転換を

2018/3/12
NewsPicksは、J-WAVE「STEP ONE」(毎週月~木 9:00~13:00)と連携した企画「PICK ONE」(毎週月~木 11:10~11:20)をスタートしました。
12日は、マイクロソフト 業務執行役員・エバンジェリスト西脇 資哲(にしわき・もとあき)さんが出演。
西脇さんは、日本マイクロソフトの業務執行役員・エバンジェリストで、ドローン投資ファンド「Drone Fund」アドバイザリーボードのメンバー今日は「配達用ドローンは、トラックより『効率が悪い』かもしれない」(WIRED.jp)を題材に、日本のドローン普及と可能性についてお話いただきました。
POINT 1:
ドローン普及後の社会から考える
物流に大きな変化をもたらすと言われている配達用ドローン。米研究所が発表した論文によると、場合によってはトラックよりドローンの方が非効率になると考察している。
「日本は古くから、タイヤのような回転するもので移動してきたので、街はアスファルトや信号、駐車場などが整備されていますが、ドローンのような空の移動や輸送は、全く整備がされていません。
記事のように、自動車が普及している社会では、ドローンの効率は良くないと思います。しかし、ドローンが普及した社会を前提とできれば、ドローンの給電スタンドや専用道路、専用の配達ボックスなど、最適化することで、効率の良さは変わってくるでしょう」(西脇さん)
POINT 2:
ドローンは普及するか?
「ドローンによる移動は、現実的でしょうか?」(サッシャさん)
「可能性はあります。たとえばドバイでは、昨年9月にドローンタクシーのテスト飛行を開始し、タクシー業務も町中で出来るように実証実験を行っています。また、ドローンメーカー最大手で8割のシェアを持つDJI社がある中国も、普及に向けて積極的です。
これからドローンを普及させ、国内を効率良く移動できる国々が出てくるでしょう」(西脇さん)
POINT 3:
エアモビリティ社会に向けて
「今後、日本はどのように進めるべきでしょう?」(サッシャさん)
「今の日本では、クルマを使えば便利に移動ができますよね。
移動がクルマに最適化されている現状を変えてまで、効率性が判断しづらいドローンを使うのか、疑問はあると思いますが、ドローン産業は日本の未来のためにも進めるべきです。そのために、まずは社会インフラや法整備を行う必要があるのではないでしょうか。
日本はドローンを作っていない、活用していない現状を覆すためにも様々な整備、活動をしていかなければいけないですね。国もエアモビリティ社会を前提に、どう活用するか考えるべきではないでしょうか」(西脇さん)
今回のニュースをはじめとした西脇さんのコメントは、ぜひ以下からチェックしてみてください。
3月13日は、フリー アナウンサー・キャスターの楪(ゆずりは) 望(のぞみ)さんが出演予定です。こちらもお楽しみください。

【番組概要】
放送局: J-WAVE 81.3FM
番組タイトル: PICK ONE
ナビゲーター: サッシャ、寺岡歩美(sugar me)
放送日時: 毎週月~木曜日11:00~11:20(ワイドプログラム『STEP ONE』内)
番組WEBサイトはこちらをご覧ください