配達用ドローンは、トラックより「効率が悪い」かもしれない──米研究所の調査で見えてきた課題
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電動ドローンは何が革新なのか?
重力に対抗するために、たとえ移動しないでも、浮かせるだけでコストのかかるのがドローンですから、質量当たりで車輪の付いたものより効率が良いシーンは、限定的です。
例えば、路面移動が非効率な場所ならドローンが強い。もしくはアプローチの方法がない場所(そもそも空中である事が価値の場所など)に行くのは強い。そう考えると、逆では弱い事がわかります。
従来の「重いものが運べる、長距離飛べる、が偉い」という価値観から、「軽いものを短時間しか飛ばせなくても、用途があった!」という、用途の再発見がセットになったイノベーションのジレンマのお話なんだと理解してます。
用途としてはデジタルカメラによる計測&撮影や軽いものの輸送(緊急医療等)ですね。それを見越しているDJIがカメラ屋さん化してるのは必然と言えます。
重いものを安全に移動させたいのであれば、そのイノベーションのジレンマで打破した壁に当たりに行くようなものなので、少し時間がかかるでしょう。
というわけで、エネルギー消費量が大きくても速く運べるのがドローンのメリットですね!ドローンが適した場所・シーンではドローンを使い、トラックがいいとこはトラックと、最適化されていくんでしょうね。ほかのテクノロジーもだけど、すべてを置き換えるわけじゃなく、バランスを変えるもの。
ドローンは万能じゃないよね、っていう根拠となるデータを示すことには大きな意味がある。ましてや人口が密集した大都市と地方都市、アメリカの田舎みたいに住宅が少ないエリア、ペルーの山岳地帯のように、環境が違えば最適解は異なるわけで。都心や高層ビル内では配送ロボット、拠点間輸送は自動運転トレーラー、離島や山間部ではドローンといった具合に、使い分けが重要。