新着Pick
822Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
下記でコメントした、ICOの際の会計処理について、暫定ではあるが出てきた。
https://newspicks.com/news/2467605

下記の開示を見ると、ICOの完了までは負債性(プロジェクト未成立時には返済するため)、完了時に収益認識。コインと引き換えに得た仮想通貨は、原価で資産計上し、売却時に売価ベースで売上、帳簿価額を原価に計上とのこと。
http://bit.ly/2mIYIeT

順番で再構成しながら考えてみたい。
※あくまで開示読んだ自分の認識で、是非会計士や経理の方のツッコミも欲しい!

①ICOプロジェクト発足で、コインを負債、コインの対価として得た仮想通貨を資産に仕訳。

②ICOプロジェクト完了(返還条項の非発動)で、コイン発行部分を収益計上
→①の段階から②に進み、負債に伴う義務から解放されたということなのだと思う。そうすると、BS的には収益認識分がPLを通して負債→株主資本となると思う(この時点では法定通貨への調達した仮想通貨の売却をしていないので、資産サイドは何も変わっていないので、負債・株主資本サイドで組み換えが必要)。
併せて、発行者は負債に伴う義務から解放される=購入者はこの時点以降は仮想通貨市場で自己責任をもって売買する以外なくなるし、その市場での契約条項などで担保されていない限りは株とかとは違い弁済権を持たないように思う。

③コインと交換で得た仮想通貨の売却で、その時の売値で売上が計上され、BSの取得原価が原価で計上
→ここで初めてCF発生する。売却時に損失がでるかもしれないが、あくまでBS計上額との差。ネットのCFとしては仕組みとしては
『(収益認識 + 売上(仮想通貨売却額) ー 仮想通貨取得原価』
となるが、キャッシュ項目は売上だけなので、開発費などを除けばマイナスのCFになりようがない構造だと思う。

②の会計処理と③のマイナスCFになりようがない仕組みが、ICOというのは何かが如実に出ていると思う。
ある経済圏で通用するコインの発行業務ということ。なので発行をした時点で収益認識するし、発行後に責務は追わない構造。
シニョレッジの民主化ともいえるが、一方で法定通貨の世界でも共同幻想が崩壊したときにはその経済圏が崩壊してきたのも歴史。
メタップスさんの2018年8月期/第1四半期の決算発表が1/15深夜に発表された模様。

昨年10月、四半期財務諸表に虚偽記載があったことが発覚した話は記憶に新しいです。
【参考記事:メタップス、17年8月期の四半期財務諸表に誤謬】
http://bit.ly/2EKxoU6

今回はICOで受領したイーサリアム(ETH)が取得時の価格評価となっている(時価評価となっていない)ことが話題に。ただ、一方で決算内容にも注目して頂きたいですね。
売上の伸びは素晴らしいですが営業利益率が低く、1年前のB/Sと対比すると負債が大きくなっていることが気になります。

前回同様に補足しますが、
・取締役会長→和田洋一氏(元・スクウェアエニックス代表取締役社長)
・経営顧問→竹中半蔵氏(元・総務大臣、内閣府特命担当大臣)
という有名人が経営に関与しています。

-----
【平成30年8月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)】
http://bit.ly/2DhQDaG

・B/S(貸借対照表)(※As of 2016.11.30→2017.11.30)
- 資産:164.8億円→237.7億円
-- 流動資産:108.7億円→169.0億円
--- 現金及び現金同等物:56.8億円→72.9億円
-- 非流動資産:56.1億円→68.7億円
--- のれん:35.3億円→39.0億円
- 負債:83.7億円→153.6億円
-- 流動負債:71.9億円→123.6億円
-- 非流動負債:11.8億円→30.0億円
- 純資産:81.1億円→84.1億円
-- 利益剰余金:▲16.9億円→▲17.3億円
(流動比率):151.2%→136.8%
(純資産比率):49.2%→35.4%

・P/L(損益計算書)(※2017.8期1Q→2018.8期1Q)
- 売上高:29.1億円→61.5億円
- 営業利益:2.8億円→2百万円
- 四半期利益:2.8億円→▲24百万円
(営業利益率):9.8%→0.03%

・C/F(キャッシュフロー計算書)(※2017.8期1Q→2018.8期1Q)
- 増減累計:▲6.7億円→6.1億円
- 営業活動増減:▲0.6億円→▲4.8億円
- 投資活動増減:▲6.6億円→▲1.7億円
- 財務活動増減:0.5億円→12.6億円
-----
最近のNPの記事もそうだけど、なんで上場しているの?という疑問しか湧かない。
PwCは共感してくれないよ。

【蛇足】
???????
さらにメタップスは第1四半期報告書の提出延長の申請理由として、2017年末に韓国の仮想通貨取引所のハッキング事件において「監査法人からは、当該状況は、当社の連結財務諸表における仮想通貨残高の実在性に重要な誤謬の可能性があると説明を受けています」としている。
法人が所有する仮想通貨の時価換算 or 簿価換算かはまだ国税庁の最終結論やいつから適用するかという時期は出ておらず(という認識なんですが間違ってたらごめんなさい)、一般的な見解としては上場企業株式の保有と同様の「決算時の時価換算」が有力とされておりますね。10億円のETH保有は今後もしかすると大化けする可能性があり、上場企業決算にまで仮想通貨の行く末が影響を及ぼす初めてのケースではないでしょうか。

ただ、そこで特別益をあげたとしても本業ではないわけなので、どういう値動きになるのかは気になるところです。
色々言われるけども、上場企業が仮想通貨やICOを扱うとどうなるのか?の世界でも先進的なケーススタディだと思う

仮にこれが標準的な会計基準だとすると現実的な選択肢として活用できるなと僕は思った
(色々調べるとかなり意見が割れてるな…)
やるやらの議論はあれど、これが正だとすれば選択肢にはなりうる

問題は税務的な部分
これも知りたい
なるほど。ICOした側の暗号通貨による資産をどのように計上すべきかという問題が新たに発生するのか。当事者は大変だと思うが、時代が動いている感がして、第三者としては興味深い。
ホルダーさんにとっては長い夜でしたね。Twitterから、みんながどれだけメタップスのことが好きか伝わってきましたw

それについて佐藤さんからのコメント、、NPは面白いですねー。

ともあれ、決算としてはまっとうに良い決算、という印象かなと。ポジティブサプライズ期待してた1ホルダーとしては、良くも悪くも色々先送り、という印象でした。
10億円相当の仮想通貨(イーサリアム)を保有士でおり時価で5倍になっているが、決算上は時価評価しない、というはなし。SBIといい、可塑の含み益を企業の資産評価としてどうするかが課題になってきた。
仮想通貨が企業会計にも影響を及ぼすようになったのですね。投資家の皆さんも日々勉強しないと大変ですね。
興味深い先例になりますね
株式会社メタップスは、東京都港区三田に本社を構えるIT企業。 ウィキペディア
時価総額
128 億円

業績