ニトリの都心店、切り札は“手ぶらで買い物” ショールーミングを武器に変える
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近未来の小売店はすべからくこうなると思います。
在庫、バックヤードスペース、レジ、レジ係の販売員、売上伝票など全てなくなる。あるのは陳列された商品(サンプル)、快適なフィッティングルーム、システム化された顧客管理データを武器に接客だけに特化する販売員だけです。
この近未来を誰よりも早く予見していたのはスタートトゥデイの前澤社長。宅配クライシスもそうでしたが、世の中はいつも前澤さんの5年くらい後を付いてきますね。最後のページに出ている、ショールーミング推奨について。これは価格・オペレーション戦略にも出ている。
我が家、先日この渋谷店に行って、敷布団の購入を意思決定。でも渋谷店でお買い上げせずに、ネットで買った(アプリは使わなかったが)。というのは、渋谷店で買って配送を頼むと配送料がかかるが、ネットで頼めば7000円以上なら送料無料。
記事最後のページにあるように、陳列棚に戻す作業も省けるし、そもそも店員のレジ時間も効率化できる。また、ネットから頼むほうがお得と知っている利用者が増えれば、店舗で購買が減り、店舗の在庫コストが減るし、在庫スペースが減れば店舗の在庫スペースも減らしてより多くの商品を並べることができる。配送コストとのバランスではあるが、だからこそいくら以上であれば配送無料という価格設定が一つのキーになってくるのだと思う。実際に見る、体感するという機能に特化する店舗のあり方。次世代のひとつのモデルであることは確かですね。これも、PB中心だからできることで、NB品中心だと、バーコードを元にネットで最安を探してそちらで買うというようになってしまいます。(アマゾンの大好物)価格比較をPBで回避するというのは一種の規模効果と言えそうです。
一方で山手さんが言う「小売りはすべからくこうなる」とまで言えるかはまだまだ分からないように感じます。
すべからく、ということであれば、大量陳列・接客ほぼなし・大量在庫で持ち帰りが基本のIKEAモデルは崩壊する、という予言とも聞こえますが、それも違うように感じてしまいます