米、ユネスコから脱退発表 反イスラエル姿勢に反発
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世界遺産などでお馴染みのユネスコですが、過去何度も政治的腐敗問題で紛議になっています。
1980年代にはパレスチナ問題でのパレスチナ側への過剰な肩入れと、放漫財政問題でアメリカ、イギリス、シンガポールがユネスコを脱退。
ドイツも脱退を視野に拠出金の支払いを保留しました。
この時は第8代の事務局長になった松浦さんの下、日本が再建に努力し、2003年までに全ての国がユネスコに復帰しています。
ところがその後事務局長になったブルガリアのイリーナ・ボゴバ女史は、中国が開催した抗日戦争勝利70年軍事パレードに出席するなど、再び露骨な政治的偏りを見せ始めました。
昨年末には日本の抗議にも関わらず世界記憶遺産に南京事件(南京大虐殺)関連文書の登録を強行し、日本も一時分担金を留保するなどの政治的処置に踏み切っています。
このようにユネスコ政治的駆け引きの道具になっていることは以前から問題視されており、今回のパレスチナを巡る問題も先祖返りしただけで、正直いえば今回のアメリカの処置も全く驚くことではありません。
日本はユネスコの最大の分担金拠出国ですが、以前と違って高級幹部に日本人は1人もおらず、今後ユネスコ改革が進むかどうかはかなり微妙な情勢だといえます。恥ずかしながら把握していませんでしたが、世界遺産の認定を巡って問題があったのですね。
紛争の聖地、世界遺産に=イスラエルは反発-ユネスコ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017070800278&g=int
ユネスコ、「イスラエルは占領者」
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i29710ユネスコって脱退できるものだという認識がそもそもなかったですね。反イスラエルへの抗議ですが、ユネスコにはあまり政治的に微妙な問題には関わって欲しくなかった。