この連載について
中国は崩壊するー。そんな言葉が日本で繰り返し語られてきたことか。現実には中国の存在感は世界的に高まり、中国経済は成長を続けている。中国の政治体制は特殊で経済も脆弱性はある。だが、我々は「崩壊論」に囚われ、中国の真実を直視できていないのではないか。本特集では、「中国崩壊論」の系譜とその問題点を浮き彫りにしながら、中国の「一帯一路」の最前線・スリランカの現地ルポや中国企業のアジアでの活発な企業買収も取り上げる。
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この連載の記事一覧

【読書案内】崩壊論に惑わされないための「中国本18冊」
NewsPicks編集部 189Picks

【中国政治】近づく党大会。習近平は「神」になれるか
NewsPicks編集部 56Picks

リープ・フロッグ現象の中国企業。「崩壊論」の裏番組インド
NewsPicks編集部 153Picks

香港vsシンガポール。アジア・ハブ都市の強みと弱みを探る
NewsPicks編集部 182Picks

【スリランカ・ルポ】「一帯一路」の最前線。巨大プロジェクトで浸透する中国
NewsPicks編集部 190Picks

【スライド】データで見る中国経済巨大化の足取り
NewsPicks編集部 313Picks

【梶谷懐】「中国経済崩壊論」の問題点
NewsPicks編集部 142Picks

【検証】第三次ブームに沸く「中国崩壊本」。なぜ不毛な議論が続くのか
NewsPicks編集部 224Picks
「中国崩壊論」の崩壊。外れ続ける「5つの予想」
NewsPicks編集部 991Picks
2020年代後半のリスクが高いと指摘されており、これは、中国の人口動態がピークアウトする局面と合致します。人口動態については、本連載の下記のスライド記事でデータ分析をしています。
【スライド】データで見る中国経済巨大化の足取り
https://newspicks.com/news/2499502
本連載のバックナンバーはこちら。週末を利用した一気読みも是非。
https://newspicks.com/user/9489
中国については「今の隆盛は一時的でそのうち崩壊する」という過度な悲観(楽観?)論も、「実際成長しているし共産党がコントロールするので大丈夫」という過度な楽観論も違う気がして、特集の冒頭で書いたように世界の2大国に成長する過程として、一度バブルが崩壊する調整局面がある、というように感じているので、正に。
資本主義的な運営がある限り「実需の裏付けがない膨張」は、プレートのひずみが必ず地震につながるように、いつかは崩壊する、というのは歴史から学べることであり、計画経済の下での無理な投資は必ず調整が入ると思います。地方債が増えているグラフとか象徴ですね。
ただ、その時期として2020年代後半と見てるのは大変参考になった。想定よりもだいぶ後ろに見ていると感じたし、逆にそのくらいの「プレートのひずみ」には耐えられるとみているということなんですね
本連載のバックナンバーはこちらです。
https://newspicks.com/user/9489
当時は地方で幹部昇進のために過剰投資が起こっていたことに対して監督権を強める意向だと考えていたのだが、結局過剰投資は止まっていない印象。
暗黙の保証(疑似保証)は、金融システム全体が揺らぐとき(システミックリスク)に、実際には保証されていないが保証への期待もあるため、扱いが難しい。金融危機のFannie Mae含め、コンタミネーション(リスク=市場参加者の期待がどんどんマイナス方向に変わること)の要因だったことは忘れたくない(③)。
①https://newspicks.com/news/880617
②https://newspicks.com/news/942998
③https://newspicks.com/news/1952583?ref=user_100438