【伊藤穰一】自分は「善人」。そう考えるグーグルに疑問あり
NewsPicks編集部
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注目のコメント
「アルゴリズムを調べたら、白人の顔しか認証ができないものでした。つまり白人中心で作ったアルゴリズムやデータのライブラリなどが生まれ、しかもそれが世の中にかなり普及しています」
この言葉の抱える意味は、大きいのではないでしょうか。私たちの生活はテクノロジーによって便利になったと感じますが、一方で、意識しない間に格差や不平等が生まれるような構造問題があちこちに生まれているのでしょう。
今回のインタビューを通して、感銘をうけたのは、社会のために何を貢献しているのかという姿勢でした。「テクノロジードリブン」なシリコンバレーに対して、「アカデミー」や「サイエンス」の伝統に誇りを持つMITの気概を感じ取れた気がします。そう!
「シリコンバレーのほとんどの住民は、自分がすごく善人だと思っているんですよ。・・でも結果的に彼らがやってることが、どんな結果をもたらしているか、分かっているのでしょうか。」
まさに日頃思っていたこと。例えば以下の話につながると思っています。
https://newspicks.com/news/1938181?ref=user_106235
これも超同感です。
「たぶん日本の抱える問題の根っこにあるのは、教育システムです。ここが一番足を引っ張っているような気がしてなりません。」"地獄への道は善意で舗装されている"、という有名なことわざもあります。
様々な善意をベースに運営している非営利団体としても、はたして自分達の判断や行動が、逆効果を生むことがないのか、意識し続ける必要があると考えています。