【本日22時開始】経済ニュース番組「LivePicks」が挑む7つのこと

2017/7/3

フジテレビとのコラボ

今晩22時より、フジテレビのWeb専門チャンネル「ホウドウキョク」とコラボし、新しい経済ニュース番組「LivePicks(ライブピックス)」をスタートします。
毎週月曜日から木曜日の毎晩22時〜22時30分(延長あり)に、お台場のスタジオから、最新の経済ニュースを発信していきます。
LivePicksを始める目的はシンプルです。
それは「映像のプロであるフジテレビと、経済を専門とするNewsPicksがタッグを組むことで、新時代の経済ニュース番組を創り、ユーザーのみなさんに価値あるコンテンツと体験を提供すること」です。
LivePicksはこれまでの経済ニュース番組とどこが違うのか。われわれがチャレンジする7つのポイントをご紹介します。

1) ライブ性

LivePicksという名前のとおり、新番組では、徹底的に「ライブ性」を重視します。
生中継はもちろんのこと、生でのスカイプトーク、生でのユーザーのみなさんとの質疑応答など、とにかくライブ性にこだわっていきます。
目指すは、「脱・予定調和」です。
企画や大枠の流れは事前に定めますが、あえて中身はガチガチには決めません。予期せぬ展開や脱線は大歓迎。アドリブを重視した番組作りを目指します。
番組の撮影は、お台場のフジテレビのスタジオで行いますが、ゆくゆくは、ロケに出たり、スタジオ外から中継したりと、どんどん外にも飛び出していきたいと思っています。

2) インタラクティブ性

NewsPicksの大きな強みは、ユーザーのみなさんのコメント(Pick)にあります。
もちろん、LivePicksでもPickは健在です。
番組を通して、プレミアム会員、アカデミア会員の方々は、いつでもリアルタイムでコメントや質問を投稿することができます(個人的に、「生Pick」と呼んでいます)。
さらに、NewsPicksのユーザーの方であればどなたでも、2つのリアクションボタンを使って「共感する」「共感しない」という意思表示を行うことが可能です。
出演者はみなさんからの質問・コメント・リアクションをチェックしながら、質問に答えたり、臨機応変に内容を変えたりしていく予定です。多数の「生Pick」、お待ちしております。

3) スマホ最適化

スマホにはスマホに合った画面のデザインがあるはずーーそうした思いから、LivePicksのデザインチームが、スマホ用の画面を新たに考案しました。
スマホ動画は、テレビと同じ「長方形の画面」、スマホに合わせた「縦レイアウト」が主流ですが、今回、われわれが選択したのは「正方形のフォーマット」。かつてのブラウン管テレビと同じ形です。
そのメリットは、スマホ上で画面を広く使えることと、コメント欄と組み合わせた際のバランスの良さにあります。
先日、キングコングの西野さんが、スマホ時代の画面デザインと関連して、以下のようにコメントしていました。
2000年に入った辺りから、どのチャンネルをひねっても、『ひな壇、ひな壇、ひな壇』その背景に、何があったかというと"薄型テレビの普及"です。
皆の家に大きな大きな画面の薄型テレビが置かれ、皆の家のテレビ画面の面積が大きくなりました。
画面面積が大きくなったもんだから、それに合わせて登場人物も増やさないと、絵としてバランスが悪い。
そこに、登場人物が多い『ひな壇』という形式がスッポリ当てはまったと。
ただ、今は、スマホでテレビを観るようになってきています。
画面は当然小さいです。
この小さい画面だと、登場人物が多いと、単純に見にくい。
「面白い」「面白くない」ではなく、「スマホでは見にくい」。
以上の理由から、僕は『ひな壇』はテクノロジーによって生まれ、テクノロジーに殺されると考えています。
西野さんが言うように、テクノロジー(画面デザイン)によって求められるコンテンツも変わるのだとすれば、スマホ時代はどんな企画が主役となるのか。
その答えを探すために、さまざまな企画にチャレンジしていくつもりです。

4) 柔軟な尺

ウェブの魅力は、尺に限界がないことです。
LivePicksは基本的に30分の番組ですが、トークや質問が盛り上がった場合には、最大45分まで延長します。
以前、『ハウス・オブ・カード』などを手掛けるデビッド・フィンチャーが、「今後のドラマはどう進化すべきだと思いますか?」との問いにこう答えていました。
「1時間ドラマだったら54分、30分ドラマだったら22分という時間枠を壊すことだと思う。11分の回があったその次に1時間40分の回があってもいい。そうすることで、ドラマは小説的なものに成長することができると思う」(『CUT』2015年1月号)
この話はきっとニュースにも当てはまるはずです。ニュース番組も、尺から自由になることで、新しい進化が生まれるのではないでしょうか。

5) テック×ビジネス

今の時代、テクノロジーの知見なくしてビジネスは語れません。
しかし、既存のニュース番組ではテクノロジー関連の話題が十分には取り上げられていません。
もっと最新のテクノロジーのニュースを伝えてほしい。テクノロジーとビジネスとの関連についてわかりやすく説明してほしいーーそんなニーズは予想以上に高いのではないかと感じています。
そこでLivePicksでは、「テクノロジー×ビジネス」の話題を積極的に取り上げるとともに、 テクノロジーに関する解説にも力を入れていきます。
レギュラーゲストとして、“現代の魔法使い”である落合陽一さん、ITベンチャーの役員としても活躍する厚切りジェイソンさんが出演。
ほかにも、プロピッカーや専門家の方々の力を借りながら、世界最先端のテクノロジーニュースを、どこよりもわかりやすく伝えていきます。

6) 「広く浅く」より「狭く深く」

世の中には、ニュースを幅広く扱う報道番組は多くありますが、ひとつのテーマを深掘りするニュース番組は稀です。
LivePicksでは、「広く浅く」より「狭く深く」を意識して番組を構成します。
冒頭の10分は「Today’s Pick」と題して、今日の注目ニュースを4〜5つ程度ピック。専門家やピッカーの注目コメントを交えながら、紹介していきます。
後半の20分超は、ひとつのテーマ・人・企業をゲストとともに深掘りしていきます。総花的にすべてをカバーするのではなく、深さを重視します。
ロールモデルのひとつは、BSフジで人気の「プライムニュース」です。同番組は、タイムリーなテーマを専門家とともに徹底討論するスタイルで、報道番組の新たな地平を開きました。
ぜひLivePicksでも、経済・ビジネス・テクノロジーについて、深く面白く議論していきたいと思います。

7) 自由闊達な議論の場

活気と創造力にあふれる経済・社会を創る。
そのために不可欠なのは、自由闊達な議論です。
今の日本のメディア空間には、知的好奇心をくすぐられるような、自由な言論空間があまり存在しません。
LivePicksの目標は、知的かつ真摯で、ユーモアにあふれる言論の場を作ることです。そんな場を創出していくことが、番組のホストを務める私のいちばんの役割だと思っています。
NewsPicksも私も、ニュース番組に関してまったくの素人ではありますが、フジテレビのみなさんや、ピッカーのみなさんの力を借りながら、日々精進を重ねて、新時代を象徴する経済ニュース番組を創り上げていきたいと思っています。
本日22時、みなさんとLivePicksでお会いできるのを楽しみにしております。
視聴方法
ライブ中は、NewsPicksアプリ「総合トップ」タブ内に、LivePicks視聴バナーが限定設置されます。バナーをタップするとライブ放送がすぐにご覧頂けます。月〜木曜日22時にNewsPicksアプリを起動して、お楽しみください

本日の番組予定(18:52追記)
昨日の都議選結果を受けて、『これからの東京都の成長戦略について』出演者が議論します。「都民ファーストの会東京都議団」幹事長・音喜多駿氏も電話出演で議論に加わる予定です。