会長を退く僕が未来のために言いたいこと

2017/4/10
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたちが、時代を切り取るテーマについて見解を述べる連載「イノベーターズ・トーク」。
第76回(全5回)は、60歳でライフネット生命保険を創業した出口治明氏と、全国のまち会社への投資、支援を行うエリア・イノベーション・アライアンスの木下斉氏が対談する。
テーマは、人口減少社会と地方再生という日本の未来に立ちはだかる課題への提言だ。
ビジネス界きっての教養人として知られる出口氏は、歴史上、起きたことがないという人口減少社会を、果たしてどう斬るのか。
そして、経済の衰退と人口減少が進む日本の地方の最前線で、数々の“稼ぐビジネス”を立ち上げてきた木下氏は、地方再生への処方箋をどう描くのか。
「人口が減っても未来を明るくする方法論は見えている」という2人が、縦横無尽に日本再生策を語り合う。
折しも出口氏は、対談の前々日、会長職を退任することを発表。対談は、この10年、ライフネット生命を上場まで育て上げてきた出口氏による退任の心境から始まる──。