【朝倉×田中】スマホ時代だからこそ、実現可能な事業に挑戦する
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変化の激しい業界とはいえ、創業12年という短い期間の中で、これほど激しい紆余曲折を経験してらっしゃる経営者は、田中さんの他に日本にはなかなかいないのではないでしょうか。非常にドラマチックです。
会社経営の過程では晴れの日もあれば雨の日もあります。どれだけ理想を語ったところて最終的には結果が全てですし、誰よりも田中さんご自身がそのことを深く考えてらっしゃるのだと思いますが、この先、新たな領域を仕掛けながらグリー社がどのように進展していくのか、じっと見ていたいと改めて感じました。今回が最終回です。第1回、2回と合わせてご一読ください。
田中さんはNewsPicksに初登場。近年メディア露出が少なかったこともあり、「これまでとこれから」について知る機会になったのではないかと思います。
印象的だったのは、田中さんが非常に柔らかく、同時に事業に対する強い思いを自身の言葉で話していたこと。
僕がグリーに入社したのは、ちょうど業績が下がり始めたころでしたが、率直に言えば、当時は田中さんのメッセージが現場まで届いていないなと感じていました。表情も厳しく、言葉も重かったことを思い出します。個人的にも、田中さんと直接話したのは、今回が初めてでした。
それを経て、今では田中さんが現場の開発陣と積極的にコミュニケーションを取りながら、新たなゲームや新規事業を進めています。今回の対談でも、その姿勢がにじみ出ている気がしました。
ずいぶんと印象が違うなと感じた方も多いのではないでしょうか。
前職だからと言って、グリーを持ち上げる気も否定する気もないのですが、潤沢な資金とポテンシャルがあるのは間違いないので、攻める領域と戦略が正しければ他よりもずっと強い。これからの取り組みが楽しみです。
当時について正直に言えば、「もう少しGREEニュースに予算を割いてくれたら、かなりいいところまで行けたのに」とは思いましたけれどw「スマホ時代だからこそ」。東南アジアで生活をして仕事で動き回っていると、この「スマホ時代」ということが痛感させられます。一般的な産業発展のパターンを、ネットとスマホが変えようとしています。例えば、日本では未だ導入の是非という段階で議論されているシェアリングは、すでに日常風景に。既存のインフラの導入コストが高いなか、スマホがそれを変えようとしています。
新興国にこそ、「スマホ時代」の回答やヒントが存在しているのではないでしょうか。ASEAN諸国は近いフィリピンであれば4時間半、一番遠いミャンマーやインドネシアでも7時間のフライトでいけます。現場をみて肌で感じることが、事業アイディアには一番効くでしょう。
日本国内にいて頭で考えたことが、実はASEANではすでに行われていたりします。この分野は先進国も新興国も関係ないですね。スタートのコストが大幅に下がっていますから。
その辺の議論を下記の記事でもしています。
「6億人のASEAN市場、スマホとLCCが高めるモビリティ」
https://newspicks.com/news/1850785
Tech in Asia 2016 Singaporeのリポートでも、スマホとネットを活用したベンチャー/スタートアップについて報告しました。
https://newspicks.com/news/1596569