ロシア最強のITスタートアップをつくったオタクCEO
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特集「プーチンの野望」の第6回は、アンチウイルスソフトとして世界で知られるカルペルスキーのCEOを取り上げた翻訳記事をお届けします。
アンチウイルスソフトとしてカルペルスキーを利用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。日本でも量販店に行くと目立つところにずらっと並んでいることが少なくありません。
ロシアはカルペルスキー以外にもソフトウエア企業が勃興しています。旧ソ連圏という枠で見ればベラルーシ発のゲーム「ワールドオブタンクス」はプレイステーション版もあり、日本でも馴染みのある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
これからのロシアや旧ソ連圏のソフトウエア・IT産業は目が離せなくなりそうです。こうした企業が出てくる素地もプーチン政権下のできごと。昨日の大坪さんの記事であったように、多くの人がソ連時代のイメージでとまっているロシアですが、大きな変貌を遂げつつある、いや、遂げているのがロシアの現在です。その一端を理解できるものとして、この記事は興味深いものだと思います。
この週末、特集をじっくりとお読みいただけると幸いです。
■バックナンバー
予告（無料）「最強の独裁者、プーチンの野望」
https://newspicks.com/news/1836106
第1回「プーチン、語る（上）」
https://newspicks.com/news/1831523
第2回「プーチン、語る（下）」
https://newspicks.com/news/1831544
第3回【インフォグラフィック】貧困からの逆襲。プーチンの下克上人生
https://newspicks.com/news/1836599
第4回スライドストーリーでみる「ロシアのすべて」
https://newspicks.com/news/1836327
第5回ゆるい経済大国。ロシアの実態と、日本企業のチャンス
https://newspicks.com/news/1836329カスペルスキー氏、元KGBだとは聞いていましたが、こんなにギーク系な人だとは知りませんでした。ロシアにもこういう企業家精神を持った人が出て来ていることは喜ばしいことです。
しかし記事中では曖昧にされていますが、やはり情報機関との関係は続いているんでしょうね。チェキストは死ぬまでチェキスト、らしいので。カスペルスキー社のアンチウイルス機能は本当に優れていて、10年ほど前に私が所属していた米メーカーの統合脅威管理製品（UTM）にもOEMで搭載していました。
そのころ同社はまだ知名度も低いということもあって「ロシア？」という顧客から反応もいくつかありましたが、今では浜松町モノレール駅に大きい看板を掲げるグローバル企業。
その他マーケティングアルゴリズムなど、ロシアにはテクノロジーを活かした優秀なIT技術者の存在を多く知らされます。
