トヨタ、ソニー、資生堂。「日本がハゲタカと付き合う理由」
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今回は、日本企業のCFOを代表して、日本の大企業のCFOたちが政府の下で取りまとめた「伊藤レポート」のキーマンの1人、「ROE8%目標」を掲げた早稲田大学の柳先生のインタビューをお送りします。
そして今回、特集は最終回です。1週間お読みくださったみなさま、ありがとうございました!日本の経営シーンにおいて、強制力のない「レポート」がこれだけ固有名詞で語られることも滅多にないのでは、という伊藤レポート。なによりその功績は8%という明確な数字を打ち出したことにあります
誰にでも明確な数字をもって、経営者が自分が首になるかもしれないという緊張感をもつことの意味は極めて大きかったと思います
あとは、特に日本の年金を運用する機関投資家がしっかりと「対話」できていけるかが重要であり、それには投資家側の経営リテラシー向上、そのための人材育成が急務ですね「ハゲタカ」に変わる言葉はないだろうか?最近は単にキャッシュを吐き出せという提案は少ないと思う。もちろん厳しい指摘もするが、事業に対してファイナンスのバランスが取れていなかったり、事業の力がある中でそれを引き出しきれていない・評価されていないように外部から一定の合理性をもって見えるから分離提案をしたり。一時よりは金融と事業が、双方ともに近づこうとしていると思う。究極的には、グループで子育てをするようなイメージ。それぞれ個としての違いはありつつも、目指すところは一緒で、そのリスクマネー供給をすることでリターンを得るというのが一番よいところだと思う。
投資家として「上から目線」で圧力をかけて達成できるところではない。一方で、企業としても「事業を分かっていない投資家の言うことだから」とコトを見ないでも始まらない。欧米の真似をする必要はないし、取り入れるべきところと取り入れないべきところは、文脈によって変わる。でも事業家と投資家の協業がひたすらにもっと進むと、未来はもっと明るくなると心底思っている。