第13週:別世界へ(1)~(6)ダイジェスト

2016/10/2
連続小説「ディスラプション」Season1(全48話)はこちらから無料でお読みいただけます。 【前編】1~18話【中編】19~36話【後編】37~48話

「ディスラプション」Season1
大手電機メーカー勤務の「大企業男」、電気自動車を開発する「スタートアップ男」、2人の間で揺れ動く大手広告代理店勤務の女──。それぞれの視点を通して3人の野望と挫折を描き、安定か夢か、男の価値とは何かを問う。

「ディスラプション」Season2
組織の理不尽さに振り回されながらもしがみつく優司、世界一の電気自動車を仲間とつくりたい健吾、安住の地を求めて結婚と仕事を追い求める恵理香──。それぞれの道が交差する。
恵理香は「PW」会員制サロンの第1回終了後、病院に駆けつけたが、母の臨終に間に合わなかった。
母が持っていた菓子箱の中に、思い出の写真や読書ノートが入っていて、恵理香は泣く。
通夜の席で、母が再婚相手の安井からDVを受けていたことを初めて知った。
母を助けられなかったことを悔いる恵理香。母への暴言を吐く安井を殴った。
恵理香は、医師の千場に苦しい胸の内を吐露する。
千場は、日本では「健診」の受診率は高いが、「検診」は非常に低く、とくに専業主婦が抜け落ちている問題を指摘する。
恵理香は「人間ドック」を母にプレゼントするプランの企画を局長に提案した。
アクティベーターはソニップのビルに引っ越した。
健吾を誹謗中傷する怪文書が大江副社長、ハロルド社長に届く。
ソニップグループの一員として自覚を持て、と健吾は大江に忠告される。
傷心の健吾は恵理香にプロポーズした。
玲奈が優司の部屋で読んでいた雑誌に、「マザー人間ドック」プランの発案者として恵理香が載っていた。
結婚指輪をしていて、健吾と結婚したことを知る。
優司はソニップナインの古谷社長に、アクティベーターへの異動を打診された。
健吾の下で働くことは耐えられず、ついに辞める決心がつく。
優司はアリエスモーターズジャパンの前を通りかかった。アメリカの電気自動車のスタートアップだ。
優司はソニップでの職歴をアピールし、採用される。
張り切ってアイデアを出すも、外資系の日本法人は、日本市場で売ることしか期待していない。
優司は健吾への闘志だけを燃やし、再び始動するのだった。
 
*連続小説「ディスラプション」Season2を終了します。ご愛読いただき、ありがとうございました。
(イラスト:永井結子)