安倍晋三の最も危なっかしいところ

2016/7/21

安倍政権への「遺言」

小泉純一郎を皮切りに、それ以来、いろいろな政治家と会って意見を言うことが増えている。
現在の総理である安倍晋三さんにもいろいろと言いたいことがあり、『安倍政権への遺言』(朝日新書)を書いたほどだ。
私は、アベノミクスについては買っている。
アベノミクスを発表した当時、日本の経済学者たちは、「経済成長を目指したところで、資本主義は終わりなのだから成長はない」と言っていた。
アベノミクスはそれに対する挑戦だと思う。
ただ3本の矢のうち、1本目や2本目はうまくいったけれど、3本目の「岩盤規制をぶっ壊す」という矢がうまくいっていないのが残念だ。