スライドストーリーで見る「ブレグジットの経済インパクト」
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ざっくりとした概況が伺える。ちなみに、個人的にはBrexitの経済インパクトは無責任で恐縮だが「分からない」というのが正解だと思う。一定の仮定を置いて予想を建てることは、当たり前だが重要。ただ「仮定を置いた推測」だと認識すること、そして最後は人々がどう動くかによって未来はいくらでも変わると認識すること。予想においてはあくまでも予想でしかないと考えて、現実との乖離をちゃんと認識しながらPDCAを回していくことがとても重要だと考えている。
たとえば、スイス・ノルウェーは、一旦EUに入った国がExitした事例ではない。そこには含まれるコンテクスト、具体的には制度整備しそれを変えるコスト、改変にかかる時間軸と、改変が経済システムに伝播するまでの時間軸、Exitに伴う他国の感情面などは全く異なる。もちろん人口も経済モデルも違う。スイス・ノルウェーは人口が小さく、一方で一人当たりGDPは大きい(スイスが2位、ノルウェーが4位、イギリスは14位、ちなみに日本は16位)。海外との制度ギャップも活用して高付加価値産業で経済をけん引させ、そのうえでボトムラインを担保するために最低賃金を上げるなどができるが、経済規模が大きくなったり、既存の競合国がいる場合には逆転するための戦略が必要になる。
注目のコメント
こういう基礎情報を整理してわかりやすく伝えるのに本当インフォグラフィックは向いてますね。
イギリスの成否を世界が見守る、イギリスとの付き合い方、EUの付き合い方にある一定の距離感を保つ舵取りに各国がなりそうなので、いずれにしても双方にマイナスな影響はあるのは確かですね。素晴らしいまとめですね。
ブレグジットの話題をピックするときは、まずこれを一瞥するかどうかで、専門家の方のコメントに対する理解度が全く変わってくると思います。
コンパクトにまとまっていて、時間もとりませんので、本文を丁寧にご覧になる事をお勧めします。(決して編集部の回し者ではありませんよ(笑))
専門家の方は、全員がその分野に対するある程度の知識や常識がある事を前提にコメントをするものですが、ユーザー全員がそうである事は滅多にありません。
そういう意味で、このスライドストーリーという一連の記事群は、理解を深め、良コメントをより正しく理解するために、とてもよい記事だと感じています。
編集者の方、ありがとうございました!わかり易い。スライドを見て感じるのは、改めてドイツ、フランスの存在感。この2国中心のEUにイギリスが「参加」したという形なので、その座組から潜在的不満が溜まっていたとも言えます
輸出の一位が自動車なのも産業がないことを表しており、依存度の大きい金融への打撃がどの程度かの影響が大きそうです