評価散々。『バットマン vs スーパーマン』はどこがダメか
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注目のコメント
映画は「開かれているもの」ですので、一見さんにもそれなりに配慮して作るものかと思っていましたが、スターウォーズや本作など、最近は前作はもちろん「周辺情報」も調べてから観る必要がある。もはや「そういうもの」になりつつあるのかなと思いました。「常識」は時代によって変わるので、それが常識なら合わせるしかないですが(笑)。
今回は前作やダークナイト3部作を観ていたので大丈夫でしたが。
後、本作の最後にワンダーウーマンが登場しますが、これ次回作への布石ですね。アマゾン経済圏や楽天経済圏などの「囲い込み」がビジネスでは盛んですが、映画でも「DCコミック文化圏」や「マーベル文化圏」などの囲い込みに注力している感じでした。
本当に可処分時間の奪い合いなんだなと思います。この映画に対する、アメリカ本国と日本での評価の違いや、アメリカ本国での批評家と一般の方々の評価の違いをみると、同じものを見てもここまで感じ方が違うのか、ととても驚きます。「ヒーロー物」だからこそ、それがより如実に現れるのかもしれません。この違いは、私的にはちょっときちんと研究したいくらいのテーマ。
Marvelがアヴェンジャーズで大成功したのは一人のスーパーヒーロー映画より、みんな一気に見せたほうがゴージャスだから。それにそのあとの映画も作りやすくなる。
ワーナーもそれならジャスティスリーグ映画を出して対抗したい…という事で、ジャスティスリーグ結成のためのエピソードを見せざるをえない…というのが本作品なので、、、ストーリーよりポジショニングが大事な映画になっちゃってるかな…と思いました。
Marvelではアヴェンジャーズ計画はアイアンマン2で描かれて、アイアンマンを主人公にする形でアヴェンジャーズに持ってきましたが、ワーナーはこの後どのエピソードをどうやって持ってくるのかな?
補足:ヒーロー物の映画は、いわば日本人に取っての水戸黄門みたいなもので、色々元からの知識があって、お決まりごとやちょっとした小物などを楽しむもの。アメコミ知識がないと存分には楽しめないのは仕方ないです。