出会いはマッキンゼー。「賢さ」は十人十色

2016/3/21
“頭脳明晰”とはこのこと
──お2人の出会いを、改めて聞かせてください。
南場 波頭さんは私のマッキンゼー時代の3年先輩です。初めてお会いしたとき、私はまだ大学を卒業したばかりで、ビジネスアナリストと呼ばれる大部屋組の一人。先輩社員の中には半個室のようなスペースをもらっている別格扱いの人たちがいて、そこでひときわ背中を丸めて座っておられたのが波頭さんでした。
マッキンゼーでは、一緒に仕事をする機会はなくても、新人と先輩が話をする機会が結構あるんですよ。たとえばフライデー・イブニング・クラブといって、週に1回、みんなで飲む会があったりする。あるいはちょっと怖いけど、近くを通りかかったときにこちらから話しかけてみてもいい。
波頭さんはなんとなく話しかけにくい人でしたけどね、すごくお忙しそうで(笑)。
波頭 全然そんなことないです。怖くもないし、忙しくもない。たぶん(笑)。
南場 でも、ちょっと言葉を交わしただけで、どういう人かだいたいわかるでしょう。私は波頭さんと初めてお話ししたとき、「ああ、“頭脳明晰”とはこのことか」と思いましたね。とにかく圧倒的に理解力が高い。
だから私、「これを波頭さんに聞くのは筋違いかな」というようなことでも、なんでも波頭さんに聞いていたんです。なぜなら波頭さんなら、どんなに複雑な話でもすぐわかってもらえるから。