【駒崎×慎(5)】どこにも居場所がない子どもと親を救う方法
2015/12/11, NewsPicks編集部
イノベーターズ・トーク Part5
【駒崎×慎(5)】どこにも居場所がない子どもと親を救う方法
2015/12/11
日本は、医療の進歩により「世界で一番、出産のときに子どもが死なない国」となった。その結果として、生まれたときから支援を必要とする「医療的ケア児」の増加が大きな課題となっている。医療的ケア児とその親を救うために、駒崎氏は障害児保育園を開設したほか、政治家や官僚を巻き込んで、法制度をつくるために奔走中。慎氏も、子どもホスピスの支援を行っている。
今、子どものために何ができるのだろうか。2人の取り組みから考える。
慎:駒崎さんの分野でもある「障害児保育」について伺えればと思います。NewsPicks上でも、重症心身障害児に自分の生死について選択させることに関する記事「『延命か、死か』難病の子供に決めさせるのは正しいのか?」が注目されました。
意外と知られていないのですが、日本の子どもの生存率は世界トップクラスに高い。しかし、これは裏を返すと常に医療的ケアが必要な子どもがたくさんいるということを意味します。在宅ケアが必要な子どもは、現在約2万人。その中でも、常時ケアしなければいけない、重篤な病気の子どもが1万人いて、この数は増え続けています。
駒崎さんは、そうした子どもに向けたサポートプログラムも立ち上げられましたね。
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コメント
注目のコメント
「発達障害者支援法という法律ができたことが大きい。そこで研修プログラムがつくられて、社会からの理解も得られるようになった。」
法律は社会から遅れているケースがおおいのですが、これは、まだまだ問題点はあるものの、法律がうまく社会を変えています。
それにしても、先日問題となった某県の教育委員だった方に読んでいただきたい記事です。本日で連載最終回となります。
こうしたソーシャルイシューに関しては、他のメディアでも取り上げられることはあっても、なかなか継続してお伝えするまでには至っていないなと感じます。逆に言うと、単発で取り上げただけでは、変化に結び付けることが難しい。
駒崎さんや慎さんをはじめ、ソーシャルイシューに取り組む方々とともに、引き続きこうした問題を定期的に取り上げていければと考えています。
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