鉄道ビジネスの今、大手私鉄の動向を見る
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注目のコメント
(追記)より踏み込んだコメントも多くいただきありがとうございます。
よく知られた話と思われる方も、人口と地価マップは直近データで作成していますのでご一読いただければ幸いです。
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鉄道は古くからある身近なインフラビジネスです。
交通事業自体は差別化が難しいものの、周辺事業を合わせることで大きな収益を得ることができます。
本来通勤先からの距離だけが問題になるのに、「住みたい街ランキング」など街のイメージが大きな問題となるのは不思議な気もしますが、そのイメージ構築こそが鉄道事業者の差別化要因。
なお、今回データではスカイツリーの効果が予想以上でした。レジャー事業の効果は(堅実に運営さえすれば)非常に大きいものとなります。JR九州のななつ星のように鉄道自体をレジャー化するケースもあり、人口減少の中で今後鉄道のあり方も変わっていくと思われます。昨日下記に北米での鉄道買収可能性をPickしたが、世界的には鉄道は「ヒト」ではなく「モノ」を運ぶ。「ヒト」中心の日本は特異ともいえ、それゆえ沿線開発という人に紐づく領域でのノウハウも持っているとも言える。新幹線だけでなく、鉄道と沿線開発をセットでというのは、将来的な都市効率も考えて、他国でも課題となってくるところだと思うし、頑張ってほしい領域。
余談だが、先日ブラタモリで、福岡が発達したのは鉄道のおかげという回があり、色々勉強になった。これも良い例だろう。
https://newspicks.com/news/1242841?ref=user_100438沿線開発モデルといえばやはり東急。こうやって数字で見ても交通事業の依存度は一番低いんですね
東急は沿線住民のロイヤリティが本当に強い。かくいう自分も、金妻でブレークしたタイミングでその辺りに住み始めてから、独り暮らし、家族ができても東急から出られていません
以前も書きましたが、東京で放射状に地方に伸びる私鉄は、東横線から時計回りで電車の車内広告単価が下がっていくと言われる通り、高い地価を実現してるのが強みですね