コーセーに見る、創業家社長の強み
日経ビジネスオンライン
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オーナー経営者とサラリーマン経営者。日本においては圧倒的にオーナー経営者に軍配が上がるのではないか?21世紀に入っても、ファーストリテイリング、Softobank、ニトリ等、素晴らしいオーナー会社の躍進が目立つ。一方、かつてのオーナー企業も創業者が亡くなりサラリーマン経営者が継いでから色あせていく企業の多さが目立つ。終身雇用制度の下、日本はプロのサラリーマン経営者の育成に成功してこなかったと言えば言い過ぎだろうか? ネスレは終身雇用に近い雇用制度の下、自国を離れて一生海外でキャリアを積んでいくというシステム(インターナショナルスタッフキャリア)でプロの経営者を育ててきた。コーセーの小林社長がロレアルのトップと若い頃から交流があったとは興味深い。ネスレもロレアルのオーナー一族に次ぐ大株主だからだ。企業とブランドの長期にわたる繁栄は、オーナー経営者かサラリーマン経営者かに関わらず、プロの経営者であるかどうかで決まる。
意思決定構造が明確になっていること、ポリシーが組織に明確になっていること、それが重要。オーナー会社の方がそれがシンプルで強いのは明確。
一方で、オーナーが意思決定の全てを握るという構造では、扱える商品の幅に限界がある。商品を極めて大きくするか、意思決定構造を変えることが、更なる成長のために必要な可能性はある。これは創業者会社の強みだけど同時に会社の弱み。アップルをジョブスから引き継ぎここまで伸ばしたクックはやっぱり偉大だなー。「小林社長は、商品の香りからパッケージデザイン、宣伝まで、すべての決裁権を握っている。1人に権限が集中しているからこそ、大きくイメージを変えてもそのブランドのコンセプトはぶれない。」