【第2回】史上最大規模の金融犯罪者が見つけた“天職”
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注目のコメント
身につまされる連載です。
ヘイズ氏は2006年からUBSの東京オフィスにいたので、僕は数年間、彼と同じ職場にいたということになる。知らなかった。
リーマン後の対応などを見ていて、組織の危機管理力に疑念を持ち、僕がUBSを去ったのが2010年。2年後の2012年にLIBOR操作が発覚した時には、自分の直感は正しかったと思いました。
サブプライムにしても金利操縦にしても、大手金融機関の中で自己膨張していく「Greed(強欲)」を制御できなかったことが、今の金融規制強化に繋がっているし、NPのコメントを見ていても明らかなように、多くの人の金融業界に対する根強い不信感を招いたように思います。
我々金融マンは襟を正すべきですね。金融の、特に、深部の闇は深い。
必ず何年かに一回信じられない不祥事が起きるけど、全く不思議はない。
LIBORがまさかあんなに怪しい決め方をしているなんて当時考えもしなかった。
不正の余地は至るところにあり、誰もが信じているものが単なる信用の上に成り立っている事だらけだ。誰かがその信用を崩すことをすればあっという間に全体が倒れる。『リスクに動じない度胸』というのは、リスクそのもの。リスクはリターンを得るために必要で、記事にあるようにすぐに利確・損切しないために重要。一方で、過度に取っていればロスにもつながる。リスクはロスにもリターンにもつながるもので、そういう意味で度胸の大きさも同じ。
リスクコントロールというのは本当に難しい。コントロールすることは、リスクを取らないことではないし、でも過度に取って取り返しがつかない状態になることも許容されるわけではない。またリスクを取る心が、リーガル・コンプラリスクのブラックゾーンを取るところにつながるのは論外で、そこは金融規制や社内体制が必ず担保しなくてはいけない点。