DJ-新興IT企業、IPO市場の冷え込みが逆風(1)
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先日もコメントしたが、一年前の今頃は大型の非上場増資が合って「非上場市場の過剰流動性」とよくコメントしていたが、ユニコーンという言葉が出てきた頃から少なくなってきた気がする。DropBoxもこのように評価額が下がったとのこと。
個人的には、こういったバブってたところが正常化するのは、バブルも正常化も、ITバブルの例を見ても、成長のために必要なプロセスだと見ている。バブルがあるから、資金も人も集まり、業界全体の閾値を超えることが出来る(化学反応の活性化エネルギーみたいなもの)。一方でバブルだから正常化も必要。その中で唯一の弊害が、バブルに乗りきれなかったが有望な企業が、逆風によって資金が縮小して、成長資金を得られないこと。ただこれは投資家のすそ野が広ければ、どこかにお金はあるはずで、乗り越えられると思っている。
注目のコメント
WSJの記事にも同内容のコメントをしましたが、こちらの記事の方が非会員でも全文読めるようで。
ユニコーンは、非公開でいるが故のユニコーンなのかもしれません。上場して情報の非対称性が崩れれば、あるべき所に落ち着くということでしょうか。
ところで、USのスタートアップの評価額は当たり前のように流布していますが、その実、どのように算定されているのか分かりません。ラウンドによって種類株の内容は大きく異なるので、一概に直近のラウンドの株価と比率から算定できるものではないはずです。
バブルであっても、創業者を含めた初期の投資家は後のラウンドで入る投資家に譲渡することで回収を図り、後から入る投資家は評価額が上がる分、ガチガチの投資契約でリスクを限定しており、これはこれでなかなかよく出来た世界だと思う次第です。未上場株は情報が命。IPOが近づけば近づくほど株価は高くなるわけでリターンは数倍どころか1.x倍、マイナス倍、なんてこともありうる。
未上場株も公開株も期待利益から値がつくが情報の対称、非対称で大きく異なる。未公開株の情報や内情は知ってる人は知ってるけど、知らない人は知らない。