教員不足、ハローワークに求人も…授業できない事態に現場悲鳴「毎日電話で頭下げてる」
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注目のコメント
ここでいう「教員不足」は、臨時教員の求人を出しても応募がない、ということです。
つまり、契約社員の求人しか出していないのですが、その条件では、応募しようという人がいない、ということです。
「看護師不足」もいわれつづけて久しいですが、教員にしても看護師にしても、契約社員の求人が非常に多く、応募が少ない、という状況です。資格を持っている人がいても、他の職種に比べて、残業手当なしの長時間労働であるため、応募しない、というのが、根本的な理由でしょう。
教員の求人が臨時教員ばかりになっている理由の一つは、
教員の世代交代です。
団塊世代の退職
→ 正規採用者の多くが若手に
→ 正規教員の産休の増加
→ 産休中の臨時教員募集、しかし希望者が少ない
教員不足2500人、産育休の代役確保困難 文科省が初調査
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE292NA0Z20C22A1000000/?n_cid=SNSTW005&unlock=1根本的には教師の在り方が日本で変わる必要があるのかと感じます。日本では教師になるハードルが高く、ある程度の覚悟を持ってフルコミットしなければいけないイメージがあります。また教師として働くということが、一般的なキャリア形成上で特段プラスになると考えづらい、といちエージェントとしては思います。
最近は日本でも民間企業で働く人にとって転職が当たり前になってきたように、教員という仕事ももっと開かれた仕事になり、数年間(場合によっては一年だけでも)教師をした後に、また民間企業に戻るなどといった教職と民間の間(場合によっては政府機関と教職等)を柔軟に行き来できる仕組みになっていけないのでしょうか。
過去に国際協力関係でパキスタンで働いていた時に、フィンランドから来た国際協力の専門家の方とお話をしていたところ、国際協力の仕事は不定期・不安定だけど、フィンランドに戻ればいつでも教師として職に困らない、と語っていました。(フィンランドの教育の専門でないので現状が変わっていたら申し訳ありません)
教育現場のはたらくももう少し発想の転換が必要ではないでしょうか。出席できない状況の学校もこれだけ続いているのだから、
対面で30人くらいに勉強を教える、という前提を本気で変える方向に進めないのでしょうか。
科目ごとの知識教育は、できる限りデジタル化して、対面でしか教えられないことに少ない教員のリソースを割けるように本気出すしかない気がします。