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カオスの思考法

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64本の記事

よく分からない、混沌としたカオスの状況でも、確かで創造的なアクションに繋げるための思考法について紹介します。

株式会社レア共同代表

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反対意見も創造的な発想に活かす「クリエイティブ合気道」とは

全体に公開・2024/03/27

みなさん、こんにちは！前回のトピックスでは、「日本の伝統文化が証明する、クリエイティブ思考の源泉」についてご紹介しました。みなさんは、日本の伝統文化についてどんなイメージをお持ちですか？染物や着物などの伝統工芸、茶道や書道の諸芸、短歌や俳句、日本庭園をはじめ、歌舞伎や能楽などをイメージする方も多いと思います。また、日本の伝統文化は世界で高く評価されている一方で、国内では需要の減少、高齢化と後継者不足が課題になっていますよね。最近読んだ本で、日本の伝統文化について興味深いことが書かれていました。京都大学人と社会の未来研究院の教授で「科学と資本主義の未来」の著者である広井良典氏は、実は私たちにとって身近な日本の伝統文化や自然観は、環境保全やSDGsの実践において重要であると主張されています。

日本の伝統文化が証明する、クリエイティブ思考の源泉

全体に公開・2024/03/14

みなさん、こんにちは！もうすぐ４月ですね。 2022年3月からこのトピックスコーナーで書く機会をいただき、２年が経ちました。このトピックスでは、よく分からない、混沌としたカオスな状況でも確かで創造的なアクションに繋げるための思考法について、特に私自身のデンマークのビジネスデザインスクール、KAOSPILOTの留学経験や、日本での実践経験をもとにご紹介しています。ところでみなさんは、日本は不確実な状況に対して回避する傾向は高い国だと思いますか？それとも、低い国だと思いますか？日本では不確実性の高い自然災害も頻発するため、災害に備えるための準備や防災教育も積極的に進められています。また企業では、前例がなく、落とし所がない不確実で曖昧な状態を避ける傾向もあり、日本は不確実な状況を回避する傾向が高いと思う人も多いかもしれません。

変化を自ら“楽しむ”ためのマインドセットとは

全体に公開・2024/02/18

みなさん、こんにちは！寒暖差がある日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか？私にとって、この１ヶ月は、国内出張で移動が多かったり、海外からのゲストを迎えたり、今携わらせていただいている仕事の案件の成果発表などもあり、あっという間の１ヶ月でした。そのような中で、先月を振り返り、私にとって一番印象に残ったのは、変化の激しい時代に大切なのは、その変化が楽しくなるような心の拠り所を持つという視点です。先日、仕事で関わらせていただいている、産総研デザインスクールの成果発表会に参加してきました。産総研デザインスクールは、2018年、国立研究開発法人産業技術総合研究所が「これからの社会で本当に必要とされること（共通善）」を探究し、未来社会を創造する“共創型リーダー”を育むための教育プログラムです。

「内なるカオス」と向き合うための思考とは

全体に公開・2024/01/11

みなさん、こんにちは！ 2024年になりましたね。まずは能登半島地震により、被害に遭われた皆さまへお悔やみとお見舞い申し上げます。また、被災地の皆さまのご健康と、一日も早い復旧復興をお祈り致します。さて前回のトピックスでは、「ソーシャル・イノベーターに聞く、「自然エネルギー100%を目指す村」が日本で生まれた背景」について以下でご紹介しました。環境省が公表している「環境白書」には、「再生可能エネルギーの導入を促進することは、気候変動の緩和につながるだけでなく、自立分散型のエネルギー供給システムが構築されることによって、災害やエネルギーリスクに強い地域づくりを可能にする」と書かれています。自然災害でライフラインへの影響を軽減するためにも、継続的に電力を供給できるような自然エネルギーの導入は、今後も益々加速するのではないでしょうか。

ソーシャル・イノベーターに聞く、「自然エネルギー100%を目指す村」が日本で生まれた背景

全体に公開・2023/12/21

みなさん、こんにちは！先月の11月30日にアラブ首長国連邦のドバイで、各国の首脳らが集まり気候変動対策を議論する、COP28（第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議）が開催されていましたね。 Newspicksの記事では、【COP28開催】脱炭素の駆け引きを、100倍楽しむ「ガイド」として、COP28の見どころが分かりやすくまとめられていました。 12月2日に行われたCOP28首脳会合では、2030年までに世界全体の再生可能エネルギーの設備容量を現状の3倍に拡大する誓約に日本も含めて118カ国が賛同したことで話題になりました。環境エネルギー政策研究所の調査によると、2022年の日本国内の全発電電力量（自家消費含む）に占める自然エネルギーの割合は22.7%です。欧州では2022年には、自然エネルギーの年間の発電電力量の割合が40%を超える国もある中で、日本でもさらなる拡大のための政策と取り組みが求められています。

「最高の学び」を自ら創るための６つのステップ

全体に公開・2023/11/26

みなさん、こんにちは！皆さんにとって2023年に経験した「最高の学び」とはどのようなものですか？気づいたら学ぶことに没頭して、自分も周りも学ぶ前と後の変化を感じられるくらい、スキルアップやマインドの醸成が実感できたら、最高ですよね。先日11月16日〜17日にドイツ・ベルリンで開催された、日独フォーラム2023合同会議に出席し、そこでの学んだ内容を簡単なレポートとして社内で共有したところ、弊社の共同代表を務める坂本から「とても興味深く、めちゃくちゃ面白く、一気に読みました。視野が10倍くらい広がり、視座も10倍くらい高まった印象です。もう可能性しかないですね」というポジティブなフィードバックのコメントをもらいました。

国境を越えて学ぶラーニングデザイン

全体に公開・2023/11/13

みなさん、こんにちは！みなさんは、日本の少子高齢化の課題に取り組む上で何が大切だと思いますか？内閣府が公表している「令和4年版高齢社会白書」（外部リンク/PDF）によると、2025年には国民の約3人に1人が65歳以上になると予測されています。また、総務省が公表した資料「我が国のこどもの数」（外部リンク/PDF）によると2023年4月1日時点での日本の総人口に占める子ども（15歳未満）の割合は11.5パーセントと、49年連続で低下しています。誰もが人生の最期に「私は自分の人生を全うした」と感じられる豊かな社会が日本で実現できたら素敵ですよね。そのような社会を少子高齢化が進む日本でも実現するためには、国や企業は労働力の減少、医療・介護制度等の課題解決に向けたさまざまな取り組みが求められています。

夢中になって遊び、学ぶための「場」のデザイン（後編）〜北欧流教育プログラムで探究力を養う、富山県滑川市の取り組み〜

全体に公開・2023/10/16

みなさん、こんにちは！前回から投稿から期間が空いてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。私は先月から約１ヶ月間、欧州に長期出張しており、先日、日本に帰国しました。前半の滞在はクライアントとの仕事でしたが、後半はドイツにて、ベルリン日独センター主催するヤング・リーダーズフォーラムのプログラムに参加していました。「豊かな高齢化社会のデザイン」をテーマに、ドイツ側から７名、日本側から７名のリーダーが選ばれ、少子高齢化という両国の共通課題に対してどのようにお互いから学び合うことができるのか、議論を重ねて新しい示唆を得る10日間のプログラムでした。こちらについては、また別の機会に共有したいと思います。

夢中になって遊び、学ぶための「場」のデザイン（前編）〜北欧流教育プログラムで探究力を養う、富山県滑川市の取り組み〜

全体に公開・2023/08/21

みなさん、こんにちは！前回は、遊ぶように働く、北欧流プレイフルワークについてご紹介しました。沢山の方に読んでいただき、とても嬉しく思います。またコメント欄にも、”やらなければいけないことが多い中でも、いかにそうした環境をつくれるか、自分自身と組織のウェルビーイングのためにがんばりたい”といった感想も頂きました。自分と組織のウェルビーイングの向上のために、これまでのトピックスでもご紹介させていただいたような、深い自己内省からの志の共有、働き方の見直しと実践に挑戦することは効果的です。一方で、中長期的に考えると、個人と組織の先にある地域レベルでも、誰もが熱中できる環境を、多様なステークホルダーを巻き込みながら、創意工夫して作っていくことも同時に必要になると感じています。

遊ぶように働く、北欧流プレイフルワークとは

全体に公開・2023/07/31

みなさん、こんにちは！突然ですが、みなさんは最近自分が遊ぶために、誰かに“言い訳”をした経験はありますか？朝から晩まで毎日仕事や勉強、家事や育児で忙しいけれど、隙間時間にゲームをしたり、漫画を読んだり、映画を観たり、サッカーをしたり、友達と遊ぶために、“気分転換”、“健康維持”、“新しいアイディアを得るため”など、必要であれば様々な言い訳ができますよね。職場でも同じような目的であれば、それを言い訳にちょっとした遊びのアクティビティも取り入れやすいですよね。実際に前回のトピックスでご紹介したような名前川柳の遊びは、自己理解と他者理解を深めることを言い訳とした遊びです。ちょっとした遊びの時間を確保するために、こうした言い訳を適度にもち、遊ぶ時間をもつこと自体は、悩み多き現実社会で心折れずに生きるために必要なことですよね。一方で、大人が一日の大半の時間を自分のための“遊び”に使うとなると、周囲の期待や評価が頭によぎって、言い訳のハードルも一気に上がり、躊躇する人も多いのではないでしょうか。

自己紹介をもっとクリエイティブにする遊び、「名前川柳」とは？

全体に公開・2023/07/19

皆さん、こんにちは！突然ですが、みなさんは”自分の名前”について語るとき、どのように普段は語ることが多いですか？名前の由来や意味、漢字、呼ばれたいニックネームなど、名前の話だけでも、いろんな角度で自分について紹介することができますよね。しかしビジネスの場面で名刺を交換するときは、お互いの名前の由来よりも、所属している部署や担っている役職、仕事の内容の方が中心になってしまうことも多いのではないでしょうか？その意味で、自分の名前を語る時にも周囲からの期待を背負っていると感じる方もいるでしょう。オリンピックの銅メダリストで、現在はビジネスパーソンやスポーツマンを対象に30年以上にわたり、50万人以上を対象に講演を行なっているデンマーク出身のアルネ・ニールソン氏は、こちらの記事（デンマーク語）の中で以下のように語っています。

「働く」をリ・デザインする　〜北欧流プレイフルマインドのススメ〜

全体に公開・2023/07/13

みなさん、こんにちは！蒸し暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。体調など崩されていないでしょうか。早いもので、2023年も折り返し地点を過ぎました。この半年は、皆さんにとってどんな半年間だったでしょうか。私は先日、デンマークで「Next Library」という図書館の未来について考えるための国際会議に参加したのですが、そこでは「民主主義」「サステナビリティ」「遊び」をテーマに、30カ国から約350人が集まり、様々なセッションが展開されていました。その中で、日本から唯一の参加者である私たちは、自作のパペットを使って、日々の困り事について語り共有するための「Serious but playful dialogue(真面目だけど遊び心のある対話)」のセッションを行いました。

グローバルな社会問題を解決するためのデザイン思考とは（後編）

全体に公開・2023/06/12

みなさん、こんにちは！突然ですが、みなさんは「デザイン思考」と聞いてどんなことをイメージするでしょうか？デザイナーのような思考プロセスを用いて、新たな価値を創造する、課題解決をするなど、デザイン思考という言葉や意味の理解はかなり浸透してきているように思います。また、2018年に経済産業省と特許庁によって発表された「デザイン経営」宣言で、経営においてデザインの考え方がなぜ大切になるのか示されたことにより、組織内のデザイナーの役割や責任も再定義されつつあります。通常のデザイン業務に加え、事業部を始め他部門と連携し、デザインプロセスを通して多様なステークホルダーと共に価値を創造する“共創型リーダー”としての役割も求められています。さらに求められる成果もビジネスの課題はもちろん、地域や国、グローバルレベルで懸念される社会課題に対する解決策や価値の共創も、これまで以上に求められています。

グローバルな社会問題を解決するためのデザイン思考とは（中編）

全体に公開・2023/05/27

みなさん、こんにちは！前回のトピックスから少し期間が空いてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。前回のトピックスでは、グローバルな社会問題を解決するためのデザイン思考をテーマに、世界で深刻化する水不足の問題に取り組む、パベルス・ヘッドストロム氏の「Fog-X」というプロジェクトについて取り上げ、背景にあるデザインの考え方をご紹介しました。水不足の問題といえば、先月、日テレのニュース番組で、関東北部の山沿いでは今年の冬、雪が少なかったため今後、雪解け水の流入が例年ほど期待できず、ダムの貯水量が減少する可能性があるとし、夏の天候によっては水不足になるおそれがあるとして、関東地方整備局が早めの注意を呼びかけているという報道がありました。関東地方整備局によると、今すぐ水不足が懸念されるわけではないものの、「水を大切に使ってほしい」と注意を呼びかけています。

グローバルな社会問題を解決するためのデザイン思考とは（前編）

全体に公開・2023/05/10

みなさん、こんにちは！ゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか。私は仕事で、今デンマークを訪問しています。今回の訪問は、デンマークで先進事例に学びつつ、日本で私たちが行っている活動を様々な形で紹介する目的で２週間ほど滞在しているのですが、そこで得られたさまざまなデンマークの先進事例について、今月のトピックスでご紹介させていただきます。さて今回のトピックスは、以前こちらのトピックス（「極限状態を生きる　～社会課題を解決するときに大切な心構え～」）でもご紹介したデンマークで活躍するパベルス・ヘッドストロム氏に「グローバルな社会問題を解決するためのデザイン思考とは」についてインタビューした内容をお届けしたいと思います。

幸せな人生のヒントを得るための「ライフアドベンチャー」とは

全体に公開・2023/04/21

みなさん、こんにちは！突然ですが、みなさんは人生の「幸せ」は、どこからくるものだと思いますか？目標や夢を実現すること、と捉える人も入れば、日々の小さなことに幸せを見出すこと、と捉える人もいると思います。先日、以下の記事で、６年連続「幸福度」が世界トップ、フィンランドの秘密について、紹介されました。この記事の中で、興味深いと感じたのは「フィンランド人は持続可能な生活を送ることに満足し、経済的成功とは基本的なニーズを特定し、それを満たすことができることだと認識している」ということです。また記事ではフィンランド社会の幸福について研究している東フィンランド大学のアルト・O・サロネン教授の指摘で、『何が十分かを知っていれば、幸せになれる』ということも紹介されています。

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