米ウォルマート2─4月は増収増益、見通し上方修正 株価最高値
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ウォルマート<WMT>が上昇。
取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、米既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回っています。
同社直営、サムズクラブとも好調で、通期の見通しも従来の見通しの上限かやや上に上方修正しています。
インフレが冷え込む中、平均客単価は横ばいでしたが、件数が3.8%増加。
顧客は裁量よりも必需品を優先しています。
レイニーCFOは「ほぼ全てのカテゴリーでシェアを伸ばした高所得世帯の顧客がわれわれの店舗に流れ込んできている」と述べました。
高い借入コストと膨れ上がった負債が、米消費者をより慎重にしています。
雇用の伸びが鈍化し、消費者信頼感も低下していますが、それでも同社は消費減速の恩恵を受けており、消費者が裁量消費から手を引き、より安価な商品を購入する中で、同社は市場シェアを拡大しています。WSJではアマゾンがひたひたと迫っており小売りNo1の地位も安泰でないという記事が出たばかりですが、富裕層取り込みが今後どれだけ進むか注目です。
ご参考
https://www.wsj.com/business/retail/walmart-sales-amazon-growth-2bee429b?st=q33ytbitq99v8qu&reflink=desktopwebshare_permalink