2024/5/29

【読書】論理的思考を超える「センスの鍛え方」

NewsPicks編集部
NewsPicks編集部
NewsPicks編集部が、本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、話題の書籍の要約をお届けする連載「10分読書」。
今回は『余白思考 アートとデザインのプロがビジネスで大事にしている「ロジカル」を超える技術』（日経BP）をお届けする。
ぜひ、日常のひとときで新たな知識を手に入れてほしい。(3665文字)
（写真：Mark Rabe / Unsplash）
INDEX
  • 📄 余白の大切さ
  • 💼 仕事の余白
  • 💓 人間関係の余白
  • 🧠 自分の頭の中の余白

📄 余白の大切さ

本書でいう「余白」とは、「何かを書いたあとに残ってしまったスペース」ではない。
・書かれている何かを引き立たせるために、あえて余らせているスペース

・あらゆるものが入る可能性にあふれた空間

・本当に大事なものを守るために、あえて余らせている時間や力
などといったポジティブな意味で使っている。
余白の「余」は余分の「余」ではなく余裕の「余」であり、その先に無限の時間や空間が続いていくイメージだ。
たとえるなら、余白は「縁側」「土間」のような、内と外の概念が曖昧になる中間領域に近い。
誰かの部屋でもないし、決まった使用目的もない、何をしてもよい場所だ。余白はまさにそのような存在である。
（写真：Yasuko Inoue / Gettyimages）
人にはそれぞれ、他者が自分に近づいて不快にならない物理的な距離として「パーソナルスペース」がある。