「野菜洗いの専用水」ベジセーフ、「鶏肉水洗い」推奨で波紋 「食中毒菌飛散の危険性」指摘、専門家も警鐘
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商品については知りませんでしたが、カリウムイオンを含有する水が主成分とのことです。イオンの作用によって汚れの付着が落ちやすくなると説明されていますが、実際の効果というより、消費者の印象を重視した商品に見えます。
炭酸水素カリウム(カリウムイオン)は、植物病原菌(カビ)の細胞に入り込み、細胞内のイオンバランスを崩し、細胞機能に障害を起こし病斑を消滅させる目的で、うどん粉病対策などを目的として、農薬として販売されていますが、動物への安全性は高いとされています。洗浄に使う目的なら、カリウムイオンも流してしまうと思いますので、健康に被害を起こすような使われ方にはならないと思います。
ただ、付着物を洗い流す目的であれば、油性成分にも効果を発揮する中性洗剤が有利と思われますが、なぜカリウムイオンが優れるのか理解できませんでした。少なくとも、記事で指摘があった「肉を洗うこと」により食中毒の発生確率は上がります。この点をわかっていなかった販売元が説明する「商品のメリット」もしっかり確認した方がよいかもしれません。「なんか?」って感じる品物、これに限らず見るようになっているように感じます。なぜやりたいかはみな似通っていて「差異化」なんでしょうし、往々にして(化粧水なんかですら真っ青になるくらいの)とんでもない粗利を取っているように思われます。でもまあそこは好き好き、として(笑)。
恐ろしいのは、こういうとこ「決定的に科学的な知識・能力が欠如していることが多々ある」ってこと。これもそうですが、人の命すら脅かしかねん、なんてのまであって。
しかも、「科学の権威は信用しない(ここに出てくる食品安全委員会なんて典型です)」なんて信者さんが出てきたりする始末。
頭冷やして。お気をつけあれ。