2024/5/14

【深層】業績好調「ケンタッキー」を三菱商事が手放す理由

NewsPicks記者
ケンタッキーの運命はどうなってしまうのか。
「ケンタッキーフライドチキン」を運営する日本KFCホールディングス(HD)は5月13日に2024年3月期の本決算を発表した。
売上高は前期比10%増の1106億円、本業のもうけを示す営業利益が同61%増の58億円と、順調に増収増益の着地となった。
だが、1970年にKFCが日本に進出して以来、一貫して大株主だった三菱商事が全株を売却すると報じられた。
Photo: 時事
そんなKFCに白羽の矢を立てたのが、米投資ファンドのカーライル・グループ。
三菱商事以外の株主からも株を買い取り、非上場化する方向で最終調整に入っている。
業績は好調にも見える日本KFCが、なぜ“身売り”にも見える動きを見せているのか。
最新決算とともに、その背景を深堀りする。
INDEX
  • 三菱商事から50年後の“子離れ”
  • 持ち帰りと配達でガッチリ稼ぐ
  • 「サンド」が「バーガー」に変貌
  • 身売りの裏に「不利な契約」
  • 契約更新のタイミングを見計らった?

三菱商事から50年後の“子離れ”