ソニー勢など電子漫画「めちゃコミ」運営会社の買収検討-関係者
AI要約
- 1複数の陣営がインフォコムの買収を検討
- 2買収総額は最大で2000億円規模
- 3関係者によると、ソニーG、ブラックストーン、KKRが応札する見込み
コメント
注目のコメント
ソニー、エンタメへの攻勢が強くなってきましたね。
インフォコムの買収とのことですが、たしかインフォコム自体は医療系のITサービスとかがメインであって、運営もインフォコムの子会社であるアムタスがやっていたはずです。
調べてみると帝人→インフォコム→アムタスでグループになってるみたいですね。なかなかややこしい...。
内部の権利とかの問題でアムタスではなく、インフォコムごと買うって話なのかなと思いますが、ちょっとややこしそうですね。
めちゃコミはマンガのプラットフォームとしてはかなり強いですし、ソニーのアニメや音楽側とのメディアミックスまで含めて考えると2000億出しても十分に利益出していけると思います。
とはいえ、漫画も簡単なビジネスかというとそんなことは全くありません。
漫画は参入も多いですし、クリエイターの確保も容易ではないです。
めちゃコミはプラットフォームとしては成立してますが、出版社としての立ち位置はまだまだなところがあり、ソニーが欲しいであろう原作部分に関しては四大出版社の牙城は堅いです。
特に集英社がほぼ一強とも言えるなかで、ソニーの大きな組織として上流から下流までスムーズにいけるのかという現場としての課題もたくさんあるんじゃないかと思います。大きなサービスのなかの一部として提供する方が、運営を中長期でやりやすい、というのはありそうです。
分野は異なりますが、たとえば音楽配信を見ても、Spotifyはあれだけのシェアをとりながらいまだに利益を出しきれておらず、その競合には巨大プラットフォームであるAppleやAmazon.comなどがいるという状況。マンガはスマホアプリで読む時代、に確実に移行してきていますが、
売上でいえば、
Kindle
LINEマンガ
ピッコマ(韓国のカカオ)
がトップ3ではあります。
めちゃコミを運営するインフォコムは、化学メーカである帝人の情報システム子会社ですが、そこが手がけたマンガアプリ事業が年間売上高600億円にまで成長しました。
勝因の1つは、ハーレクインのマンガ化など、成人女性向けの独自コンテンツを充実したことでしょう。
ただ、マンガアプリ業界は、トップ3以外にも、NTT系のコミックシーモア(年間売上高1000億円)など、激しい競争が続いています。
コンテンツ産業の雄であるソニーが運営した方が、より有利に競争できる、ということは容易に予想できます。
絶好調の電子コミック市場、その中で異彩を放つ「めちゃコミ」の意外な正体
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02798/040300001/