「お前、何様だ」2時間怒鳴る 会社間のカスハラめぐる異例の裁判
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法人間の訴訟事例ですが、会社が取引よりも社員の健康安全を求める毅然とした態度を示していることは、世情の変化を感じます。
願わくば、訴訟に至る前に取引を打ち切る決断が普通になると、もっと働きやすい環境になると思います。
注目のコメント
本件の事実関係は全く分かりませんし、係争中の事件ですので、あくまでも一般論からのコメントとなります。
ハラスメントする人の多くは相手を選んでいます。抵抗してこなさそうな人。しかし、こうした訴訟リスクがある、ということになればそのバランス(リスク判断)が変わり得ますので、影響もあるかもしれません。取引先から行われるハラスメントに対し、ハラスメントを受けた従業員側により、自身の雇用主の安全配慮義務違反(どうしてハラスメントをするような取引先から適切に守ってくれなかったのか)が問われるケースはこれまで多く見られました。その雇用主が取引先に対し毅然と法的措置をとるケースは、従業員がその雇用主に対し責任追及をする例に比べれば稀であると考えます。
安全配慮義務違反の観点から雇用主に落ち度があったケースにせよ、雇用主も自身の雇用する従業員を傷つけられており、雇用主もその意味では被害者であるといえます。本件については係争中であるため特段コメントはできませんが、カスハラに関しては、ハラスメントを直接受けた従業員もその雇用主も、被害者として泣き寝入りすることが減っていってほしいです。