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【野口悠紀雄】円安信仰がもたらす3つの損失

NewsPicks編集部
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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    円の実力が上がり続ける中で日本企業が世界を席巻し、ニューヨークに行ってもパリに行ってもロンドンに行ってもホテル代もレストラン代も随分安く感じるようになった時代を私が体験していたころは、政府の財政は均衡し、金利がインフレをそれなりにカバーして預金で蓄財ができました。ところが1990年代半ばになって日本の停滞が本格化すると、経済が思うように成長しないから税収が不足する、だから政府が赤字国債を発行して景気を刺激して、日銀が低金利でそれを側面支援することが始まりました。しかし景気刺激の効果は常に一時的に留まって、政府の借金と日銀のバランスシートが膨らみ続け、円の実力は下がり続けることになりました。金利が極端に低く抑えつけられて円の魅力が低下し、政府の借金が膨らんで日本経済の底力が落ち続けているのですから当然です。
    デフレなり低インフレなりの国の通貨は高くなり続けてこそ購買力が維持できるのです。たとえばハンバーガーが日本で100円、米国で1ドル、ドル円が1ドル100円なら、100円玉で日本のハンバーガーも米国のハンバーガーも1個買えますが、インフレの米国でハンバーガーが2ドルになれば、100円玉では米国のハンバーガーは半分しか買えません。この時、1ドル50円の円高になれば元通り100円玉で米国のハンバーガーが買えますが、これを無理やり1ドル200円の円安に誘導すれば、米国のハンバーガーは4分の1しか買えなくなってしまいます。今起きていることは正にこれ。
    異次元という名の異常な金融緩和と財政拡張で行った円の毀損策は、この状態を作り出すことでした。設備と人材と研究開発への投資を怠って競争力を失った企業と産業が、日本の労働力と製品・サービスを円安で世界にバーゲンセールすることで支えても、中長期的に日本が豊かになれるはずがありません。
    異次元緩和が始まる前から、というより、リフレ策が叫ばれ始めた当初から、極端な金融緩和と財政拡張が引き起こす円安とインフレは真綿で首を絞めるように日本を貧しくすると言い続けて来ましたが、残念ながらそれが現実になり、遂にじわじわどころか一気に加速するに至った感じです。円の価値を毀損してインフレを起こせば日本が成長するという幻想は、そろそろ捨て去るべきじゃないのかな (・・?
    記事が発する警鐘を、軽く受け流してはならないように思います。


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    第一生命経済研究所 首席エコノミスト

    少なくともマクロ経済学の教科書では、低金利が「低成長」を許すとは書いてないですね。
    金利を下げることで経済活動を刺激することが金融緩和だと書いてあります。


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    (株)インテグリティ 財務戦略アドバイザー/EFFAS公認ESGアナリスト/代表取締役

    野口先生のここ10年くらいの言論は悲観論ばかりで、ここで述べられていることも「はい。知ってます」というレベルのオンパレードで、野口先生ほどの学者がそんなことを並べて何の意味があるんだろう???と残念な気持ちになります。もはや老害。

    ま、悲観論を論じた方が理知的に見えるので演じているのかもしれませんが、経験と年齢を重ねてベテランになったら、若い世代に希望を与えるような提言、働きかけ、アクションをしていく、そんなオトナになりたいものです♪


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