英地方選で与党・保守党が大敗、４５０議席以上失う 野党党首、早期の解散総選挙を要求
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BBCの記事も参考になります。
https://newspicks.com/news/9935878/?ref=search&ref_q=%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9A&ref_t=top
ムスリムによる労働党への支持に関する分析は興味深いので引用します。
●イスラム教徒の票は
今回のイングランド地方選では各地で労働党が連勝したものの、イスラム教徒の有権者が多い地区では、同党の得票率が2021年の前回選挙から後退した。BBCが分析した結果、住民の5人に1人が自分はイスラム教徒だと申告している58カ所の行政区では、労働党の得票率が2021年選挙から21％減少している。これは、パレスチナ自治区ガザ地区での戦争に対する労働党の姿勢が影響した可能性が指摘されている。昨年10月にガザ戦争が始まった当初、労働党は人道的一時休戦を求めた。それでは不十分だと抗議する複数の地方議員や下院議員が、これを受けて党内ポストを辞任した。ガザ戦争に対する党の方針を一本化するまでに数カ月かかり、労働党が即時停戦を求めたのは今年2月になってのことだった。イスラム教徒の票を失うことを懸念しているか質問されたスターマー党首は4日、「この件がなければ労働党に投票したはずの人を私たちが説得できていないことについては、それを私が認めることが大事だと考えている。そして、皆さんの意見に私は耳を傾けているし、皆さんの懸念に確実に応えていくと決意していると申し上げたい」と答えた。
良い悪いは別として、もはや（英国とパレスチナの歴史的経緯もあり、）パレスチナ問題に関する政党の立場が選挙を左右する争点になっています。
既に英国のムスリム人口は約400万人で人口の６パーセントを超え、2050年までにムスリム人口は17パーセントに増加すると予測されています。
https://www.statista.com/topics/4765/islam-in-the-united-kingdom-uk/#topicOverview
https://www.statista.com/statistics/871324/projected-proportion-of-muslims-in-select-european-countries/
移民政策は国を左右する重要な分野であると思います。予想された通り、保守党が大敗しました。
英イングランドで２日実施された１０７の地方議会選挙で計２６００以上の議席が改選され、保守党は改選前から４７４議席を失いました。
今回はイングランドだけの地方選挙ですが、人口ではイングランドが英国の８割以上を占め、スコットランドと北アイルランドでは地域政党が優勢ですから、国会の下院選挙があれば政権交代につながる状況です。西側の政治家は、偽保守か嘘保守、リベラルの3種類に分類される。
嘘保守とは、主張と実行している政策が真逆の政治家だ。スナク氏が代表的だ。スナク氏は、口先では反移民を主張しながら、在任中にイギリスへの移民数は過去最大になった。
偽保守とは、保守風パフォーマンスをしながら、経済主権喪失や移民推進、産業政策封印を抱き合わせ商法的に推進する売国政治家だ。日本の安倍晋三、小泉、橋下徹や米国共和党、アルゼンチンのアンドレミレイが当てはまる。
リベラルとは、外国民族の利益を代表する団体だ。ドイツの政治家やEU、米国民主党、日本の立憲民主党が当てはまる。移民推進と多文化共生を主張し、権威主義国からの移民を無制限に入れることで、自国民を民族浄化しようとしている。
これらの政治団体は巨額の資金でバックアップされている。冷たい内戦と同じである。国民は偽善者と嘘つきに騙されてはいけない。過った政治家を選べば、自国内でマイノリティになる。
