小野薬、米バイオ医薬買収 3700億円がん分野強化
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小野薬品のポーフォリオの拡大ですね。
多くの製薬企業が同じように収益化の見込みがある企業を買収して、ポートフォリオを広げています。大手製薬会社のM&Aの動きが活発化している印象があり、薬剤のインフレにも影響があるのかもしれません。既に上市されているQINLOCKの年間売上163百万米ドルは、多いように見えるかもしませんが、買収金額である3700億円に比べると少ないです。GISTのなかでの特定の遺伝子変異への効能追加、欧米で申請準備中のVimseltinibや、続く3つの医薬品候補も合わせた評価額ということでしょう。
https://www.ono-pharma.com/ja/news/20240430.html#:~:text=%E8%A1%A81.%20Deciphera%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3
特にULK阻害剤で、KRAS変異がんを対象にしているDCC-3116や、Pan-RAF阻害剤で対象疾患を「がん」としているDCC-3084が、対象をどの「がん」までひろげてくるかは興味深いところです。
小野薬品には国内外の有望なシーズを積極的に上市することを期待します。
ところで、話は、横道にそれますが、スイスのメガファーマであるノバルティスファーマとの提携の拡大があったようで、日本の上場バイオベンチャー、ペプチドリームの株価が本日ストップ高で、私の保有株にも含み益が出始めました。