【深層】「コンサル嫌い」の伊藤忠、ボスコンと異例タッグの理由
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注目のコメント
私も商社出身でコンサル嫌い派でしたが、気づいたらコンサルをしているので、、なぜにコンサルが選ばれるのか言語化してくれる良い記事でした。
・商社の中にもコンサル嫌いな人が多いんですよ。「そんなものに頼らなくても、自分たちでできるぜ」と思う人が少なくない。
・しかし、今は市場構造が複雑化して、変化も激しい。「勘所」だけじゃ、勝負ができません。
・コンサルのような壁打ち相手は絶対に必要なんです。
・BCGに頼むことで、意思決定や戦略実行の精度やスピードが上がり、それによって収益性が高まるなら、多少コストを増やしていい。
・不確実性の高い時代なので、説得力のあるストーリーとロジカルな説明で外堀を埋めていかないと社内の理解も得られません。
・BCGは論点を整理してアウトプットする力が非常に高い。しかも、組織全体でノウハウとして持っています。
・この能力を商社の人間が習得したら、活躍できる分野が大きく広がります。SIerさんからすると上流のコンサルを強化したいというのは昔から変わらないニーズですし、アクセンチュアさんがあれだけ荒稼ぎしているのを見ているのでそのニーズが強まっているのは実感するところで各社に同じようなニーズはあります
では、コンサルティング会社側として考えると、合弁を作って人を貼り付けることになりますが、それをやりたい!というコンサルタントがどれだけいるかの方がネックになるなかで、踏み切れた背景が気になりました
コンサルティング会社に入ったつもりが、配属されたのはSIerのコンサル部隊だった、となってモチベーションが下がらないのか、そこは世界にも例がない取り組みだとか、単なるSIerではなく総合商社の看板がついているということでやりがいを感じるものなのか、はたまた急膨張した人員のはめ込み先的な意味合いもあるのか
キャリア採用の面接をしてると、システム会社や総合系ファームからの志望動機として、「本来的な経営課題はシステムじゃないのに全部そちらに流さないといけないのが嫌だった」という人が多い印象ですが、きちんとクライアントに価値を出すためにはせっかく合弁として独立性があるのなら「御社の課題から考えると手を付けるべきはシステムではありません」と提言できる自由度をどれだけ確保できるかが大切だと思いますピュアなコンサルは厳しい時代かもしれませんね。多くの施策にはIT実装が不可欠ですから、最後まで責任を持ってくれるIT企業との連携は必然とも言えます。
一方で最適解を示してくれる中立性がコンサルの強みであったことも確かです。だから、クライアント企業の目利き力やシステム開発マネジメント力が問われる時代とも言えます。