ファーストリテイリング会長兼社長・柳井正「人間とは何か? 生きるとは何か? という本質的なことを勉強しない限り成果は出ない」
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注目のコメント
23年ぶりにシンガポールに引っ越して来たが、柳井さんの言う通り…日本は先進国から発展途上国を通り越して、衰退国になっていて、欧州の一部の国々のように、「昔の時代は良かった」と懐かしんでいる状態…
彼は経営者としては優秀だと思うけど、どこまでいっても思考が経営者目線なんですよね。バブルの時代には大学時代にコンパ・コンパにと遊び呆けていた大学生でも内定がガンガン獲得できていた。次の就職氷河期には逆でそれなりに優秀な学生でもなかなか内定がもらえない状態でした。個人の頑張りや志はもちろんありますが全体の環境や構造ってとてつもなく大きい。日本の生産性の低さも経営者って『無駄な会議とか個人の頑張り』みたいなことを言いがちですが、パソコンがない状態で会計をしていた時代より給与という指標での生産性は下がっていますし、日本の美味しいレストランより、海外の不味いレストランの方が料金が高いといったこともあります。
同社のような優秀な企業がドンドン伸びてくれることは良いと思いますが『人間とは何か?生きるとは何か?』を考えた時に同社で活躍するような『優秀でたくさん稼ぐ人』を目指したくない人もいるだろうな・・と思うのです。
僕は僕で日本を憂う気持ちはありますが、たぶん柳井さんのような人が総理大臣になったならアメリカのような経済発展に近づき、アメリカのような弱者が続出するような国に近づくように思う。なぜならゲイツのように大成功した上で社会貢献している人を評価している一方で、成果はそこそこでそれなりに人生を楽しんでいる人をまったく評価しているようには思えないからです。『お金を手にしただけでは幸せになれない』と彼は言っています。それは同意します。ですがそれほどカネを手にしなくても幸せになれる人はそれなりにいます。どこまでいっても思考が経営者なんだなぁーってやはり思う。考えは間違っていませんが僕には狭く感じます。「日本は極東の島国で資源らしい資源はじめ、ほとんど何もない国です。第2次世界大戦や明治維新の時のことを思ったら、そういう何にもないところからつくりあげてきたわけです。そういう危機感は常に持っておかないといけないし、日本で人材がダメになったら、日本は全部ダメになってしまうのではないでしょうか。」
この考えには共感。日本人だからこそ、人材教育とか自己研鑽を文化レベルで実践しないといけないと感じた。その割には国家予算とかで教育関連費みたいな項目にあまりお金をかけていない気がする。