「きのう退職届出してきた」入社したばかりの新入社員がなぜ?
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記事内の水町先生のコメント
「企業も魅力的な職場、働き方を作って、みんなから来てもらえる、定着してもらえるような職場の雰囲気を作っていくことが必要です。今、初任給をあげる動きが大企業を中心に出てきていますが、賃金を上げることも大切な一方、柔軟な働き方や風通しのいい職場環境を作っていくことが、中長期的に会社の基盤を固めていくためにより大切だと思います」
これが建築・建設業、特に裾野の中小下請け企業で、構造的な問題もありなかなか実現できないことが、新入社員に限らず従事者の減少につながっているように感じます。
新制度施行前ですが、給与水準に不満を持つ人が少ない反面、休みがとりにくい、現場移動等のために結果多くなる拘束時間の長さへの不満が大きい印象です。
業種としての特殊事情もあるので、なかなか難しい問題。
注目のコメント
人手不足と「日本型」雇用慣行が変化している表れかと思います。労働力の流動化自体は、悪いことではありません。企業側も社員との向き合い方を再考するときでしょう。
また「新卒一括採用」の見直しも論点かもしれません。ただしマクロで見ると、若年層の失業率が上がる可能性があることも、留意する必要があります。2年以内に2割、3年以内に3割退職してしまう新入社員。
転職のしやすさや若手世代の勤労観の変化を背景に、世の中の人材流動性はより高まっていくと思います。
「入社してすぐに辞めるなんて。。」「これだから今の若者は。。」と、一方的に新入社員だけが悪いと決めつけずに、採用プロセスに問題がなかったか、その後の定着施策に問題がなかったか、研修や育成環境に問題がなかったかなどと、企業側も現実から目を逸らさずに改善策や工夫を講じていかないと、簡単に人手不足に陥り続けてしまいます。髪の色くらいで退職代行まで使ってくる新卒とかぶっちゃけ会社側からしてもさっさと辞めてもらった方がいい事案もありそうだが、前提として学生と社会人の最大の違いはお金を払う側から貰う側になること。体壊してまで理不尽な要求に応える必要はないが、少しは成果出すまで我慢して頑張った方が本人の未来のためにいいよ。どこ行っても本質は同じだから。