いなば食品、日本語が意味不明な釈明コメントが物議…ヤバい同族企業の典型例か
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記事に書かれている内容が事実であれば、問題点は3つあり、第1に労働契約法上の契約違反、第2に社宅運用に関する一般的な認識のずれもしくは違法行為、第3に企業側の公私混同(労働基準法違反および創業家の税務上の問題の存在)です。
第1の労働契約が締結された後に企業側が一方的に給与を下げたという内容は労働契約法上の違法行為に当たりますから、従業員は従う必要はまったくなく、企業には本来の給与を請求できます。企業が応じなければ、司法に訴えれば解決すると思われます。
第2の社宅運用に関してですが、本来社宅とは福利厚生の手段として活用されるものであり、使用する「権利」を従業員に与えられるというものです。従業員はその福利厚生に魅力を感じなければ、使わないという選択肢が与えられているはずです。いなば食品では給与の天引きシステムとして使われ、また社宅経営を企業自身が行っていたと思われる内容ですから、この方法を用いることで、実質的には実質給与の削減がなされているのでしょう。強制なら違法性が高いため、行政から早々に指導を受けると思われます。
第3の問題点は、そのような社宅居住者に、創業家のお世話をさせていたとみられる点です。お世話には強制性はないため、当然に従う必要はありません。もし強制させているなら、対価の支払いが必要になると思います。また、その報酬をいなば食品の経費で支払うことは、税務上許されないでしょう。
同社の株式は、同族の資産管理会社が100%所有しており、外部の目にさらされることもなさそうです。しかし、今回は多額の費用をかけて採用した社員が入社せず、他社に流れたことでいなば食品は莫大な損失を受けています。当然の結果でしょう。また、今後の人事戦略上の悪影響も非常に大きいでしょう。「企業は人なり」という言葉の意味は、経営資源のなかでヒトが最も重要で代替できない資源という意味と理解しています。同社は、人材採用難の現状を全く無視しており、これでは企業経営がうまくいくはずはありません。商品は以前から見かけたことはありましたが、報道で初めてHP見に行ってみました。
「?」と思うようなプレスリリースや、フォントの大きさ…
ただし、よく見ると本来は賞賛されるべき、素晴らしい内容であるのでは…と思いました。
なんでこうも真逆の印象を与えるようなプレスリリースになってしまっているのか…もったいないなぁ、と。
2024.04.10
『3月26日入社式で新たに114名が入社』
https://www.inaba-foods.jp/topics/detail/1065
→辞めた方以外にいっぱい入社されてたのですね。
グループ初の5,000名突破。素敵じゃないですか。
いや、書き方!フォントでかい!
2024.04.11
『「児童養護施設」缶詰寄付への感謝のお手紙』
https://www.inaba-foods.jp/topics/detail/1066
→素晴らしい…1.5億寄付。
いや、感謝の手紙の内容への言及ゼロって!読みたいのに!だから、フォントの大きさ!
某Openworkという、社員口コミサイトで評価点3.81(トップ1%!ってほんとすごいですよ)、クチコミ数175。
「ひょ…評価高いな!や…やらせ口コミ…?」と邪心を持ちながらよくよく読むと、給与もそこまで高くない(低くもない)実際の投稿がされており、おそらくやらせではない気がします。
・社長は本当に365日休みなく働いていて、信頼している
・社是が、「経営目的は社員と社員の家族を守る」
・商品は「無添加・無着色・無香料」を貫く
・賞与は9.4ヶ月
・負い目を感じないように、若手のうちは一律に昇給させる(大卒7年後、院卒5年後まで確実に昇給)
・ただし、職制後は実力で評価
・IT化が全然進んでいない。経費精算は紙に印刷し、押印してから本社へ郵送
・週報は手書き
など、良いこともあまり良くないことも赤裸々に書かれている。やらせの書き込みではないですねこれ。
誤解されるようなプレスリリースではあるけれども、ブラックではないはずです。
早くいなば食品の本当の良さが世の中に伝わるような体制を整え、日本の誇れるグローバル企業然としていってほしいです。
完璧な人も完璧な組織もありませんから、短所にだけフォーカスが当たってしまったような今回の報道は神様が与えた試練!?
もったいな〜い!