静岡・川勝知事、“職業差別”発言を撤回 「誠に申し訳ない」
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注目のコメント
「謝罪の逐次投入」は危機管理としては最悪の展開です。辞意を表明したからもういいだろう、と思ったのかもしれませんが、謝罪会見としてはやってはいけないことのオンパレードでした。侮辱発言とは全く関係のないリニア新幹線との抱き合わせ説明、しかもJR東海への勝利宣言の趣きを盛り込みました。「謝罪はするけれど撤回はしない」は、さらなる侮辱を重ねたことになります。「傷つけてたことで、私の心も傷ついた」は自意識過剰すぎて言葉も見つかりません。火に油を注ぎ、再度の謝罪と撤回に追い込まれました。
川勝知事ほどの人物でも、人は歳をとり、歳をとれば退化する。権力の座に長くいると、どうしても視線は高くなり、周りが見えなくなる。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」は、それが難しいからこそ今も残る言葉だと思います。発言は撤回しないと言い張っておられたが、辞職を表明して、間をおいてやっぱり撤回するということに。彼の多選を実現してしまった静岡県民は、いまどういう気持ちでいるのか、聞いてみたい気がする。