自民裏金、党紀委が塩谷・世耕両氏に離党勧告 39人の処分決定
コメント
注目のコメント
先の毎日新聞の報道で、塩谷氏が弁明書で総理について「道義的・政治的責任も問われるべき」と訴えている点、総理総裁批判とも受け取れます。党の混乱ぶりを物語っているように思います。
「党の役職停止」は、実態としての処分となるのか?そして説明責任は果たされたのか?は、疑問が残ります。処分を受けた方の中には、政策を作る力がある方が少なくない。いさぎよく処分を受け、日本のためになることだけを考えて、一から出直してほしい。しっかりした仕事を続けていれば、また活躍する場面があります。やる気があれば、再チャレンジしてください。
本件は、本来であれば、岸田総理の宏池会も茂木幹事長の平成研も含めて、党を上げて解党的出直しをしなければならないところ、執行部が権力闘争に利用して、清和会・志帥会の勢力を削っただけの話に落ち着いてしまいました。
しかも、結局、事実関係が明らかになることなく、刑事事件として立件されなかった当事者に対して処分をしたのですから、(何らかの処分は必要でしょうが)まともな処分とは到底思えません。
組織全体が危機的な状況であるにもかかわらず、トップや執行部がこのような権力闘争に走ると、組織そのものが瓦解する可能性があります。また、たとえ組織が瓦解しなくとも、不公平な処分をしてしまうと強烈な揺り戻しにより、これまた瓦解の危機を生じることとなります。
もっとも、岸田総理にしてみれば、自身の権力を維持できるのであれば、自民党のことなどどうでもいいのかもしれませんが。
結局のところ、財務省だけが得する結果に終わったような気がしてなりません。