日銀の「追加利上げ」はいつか?インフレ加速で連続利上げは起きるのか?注目2点
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金利を上げてインフレを抑制する、というけれどこれ本当なんでしょうか。0.1を0.2に変えたところで設備投資の意欲は変わらないです。経営者の立場からすると、です。
①株価は確かに下がる。相対的な株式の魅力が薄くなるから。
②為替は円高方向になる。海外との金利差が縮まるから。
そう考えると、確かに輸入物価は落ち着きますね。でも人件費には影響ない。金利を上げても人手不足は解消されないので、賃金は上がるのでは?そうなると原価が上がるので、値上げは続く。
さらには、人口が減り、総労働時間に上限をつけているので、やはり労働力が貴重な時代になって、売り手市場になってきました。やはり賃金は上がる方向です。あまり金利は関係なさそう。
需要が減退するところまでいかないといけないけど、今のレベルの金利なら金利操作は昔ほど大きな意味を持たないような気がしてなりません。藤代氏のメインの見通しは、最後にお書きの「仮にインフレ加速の兆候が強まったとしても日銀は意図的に金融引き締めを遅らせるのではないか」でしょうか。そうならば賛同します。
植田総裁がしばしば言及される「予想インフレ率」と「基調的な物価上昇率」の2つが、2%に向けて本当に高まっていくのかの「確度」が注目すべきポイントでしょう。賃金の上昇が、国内の商品やサービスに転嫁され、それで企業収益が伸びて、その結果としてまた賃金が上がる、という好循環が見えてない以上、日本の物価高は輸入インフレでしかなく、賃金インフレとはとても言えないですからね。