2024/3/30
【注目】住宅ローンの返済増は、最速で「2025年1月」に始まる
日本の中央銀行である日銀が3月19日にマイナス金利を解除したことが大ニュースになってから、10日ほどが経ちました。
今回の事実上0.1%の利上げ(政策金利の引き上げ)によって、これから日本のあらゆる金利が上がっていく可能性も出てきています。
住宅ローン金利もいずれ高くなっていきそうです。
今回の記事では、住宅ローンの変動金利について、今後どのようなシナリオが考えられるのか。その見通しを解説していきます。
INDEX
- 1️⃣ すぐには上がらない
- 2️⃣ 今年後半に再利上げなら?
- 📊早見表【利上げから負担増まで】
- 3️⃣ いくら上がるの?
- 📊早見表【1カ月の増加額は?】
1️⃣ すぐには上がらない
今回、日銀が行ったマイナス金利解除は、短期金利をマイナス0.1%から0%にするという意味で「0.1%の利上げ」でした。
これは、日本において、2007年以来となる「17年ぶりの利上げ」であることと、黒田東彦前総裁時代からの金融政策を変えるという意味で、大きなニュースとなりました。
この利上げを受けて、大手銀行が、普通預金につける金利も20倍となる0.02%に引き上げて、話題となりました。
ただ、住宅ローンの変動金利も、同じように20倍になるかというとそうではありません。むしろ、すぐに上がるということはなさそうです。